Systemwalker Desktop Patrolが提供する“ソフトウェア辞書”を使用した、セキュリティパッチの配信/適用機能について説明します。
注意
Windows 10のセキュリティパッチおよび2016年10月以降にMicrosoft社から公開されるセキュリティパッチについて
Windows 10のセキュリティパッチおよび2016年10月以降にMicrosoft社から公開されるWindows 7、Windows 8.1、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019のセキュリティパッチは、複数の脆弱性に対する修正が1つのセキュリティパッチにまとめられたロールアップで提供されます。個々のセキュリティパッチが対応している脆弱性の詳細については、[ソフトウェア一覧]の[名称]のリンクをクリックして表示されるMicrosoft社の情報(「ソフトウェアの情報」の中の「詳細情報」)を参照してください。
上記の1つにまとめられたセキュリティパッチはサイズが増加していますので、ネットワーク負荷分散のために、セキュリティパッチの配信時間をグループ単位に分散することを推奨します。配信時間の設定方法は、“運用ガイド 管理者編”の“セキュリティパッチ適用間隔と配信間隔を設定する”を参照してください。
Windows 10 V1607以降につきましては、累積更新プログラムの他に差分更新プログラムも、Microsoft社から提供されるようになりました。Systemwalker Desktop Patrolでは、セキュリティパッチ配信時のネットワーク負荷軽減のため、Windows 10の差分更新プログラムの配信にも対応しています。Windows 10のセキュリティパッチの選択方法については、“運用ガイド 管理者編”の“Windows 10のセキュリティパッチを選択する”を参照してください。
注意
2018年4月2日より公開のソフトウェア辞書(V15.1.0以降用)において、以下の製品のセキュリティパッチの監査および配信に対応しています。
Adobe Reader
Adobe Flash Player
Oracle Java Runtime Environment (JRE)
本機能が利用可能なCTのバージョンは以下の通りです。
監査
V15.1.0以降
パッチ適用
V15.2.0以降(※)
※古いCTの場合、適用対象にならない、自動適用が行えないなど、適用が正しく行えません。
パッチ適用においては、Adobe社/Oracle社のライセンス条項を遵守し、再配布契約等の手続を行う必要があります。また、パッチは事前にダウンロードし手動でCSに登録する必要があります。
対応する製品バージョン、パッチの内容や入手方法、運用方法など詳細については “Systemwalker サポートセンターからのお知らせ”をご確認ください。また対応内容や方針は予告なく変更となる場合がありますので、定期的に“Systemwalker サポートセンターからのお知らせ”を確認してください。
注意
CTでのセキュリティパッチ適用は、ソフトウェア辞書によるセキュリティパッチ、WSUSによるセキュリティパッチの順で動作します。
併用運用した場合、ソフトウェア辞書による配信でWindowsの再起動が必要なセキュリティパッチを配信すると、パッチ適用完了後にWindowsの再起動が必要とのパッチ適用後メッセージを表示する場合があります。Windows再起動後、次回のパッチ適用のタイミングでWSUSによる配信が動作します。