グループを構成する複製ボリューム情報(複製元/複製先ボリュームのペア)は、以下の条件を満たしている必要があります。
複製元サーバ、複製先サーバがすべて一致している
操作サーバ、コピー方向がすべて一致している(操作サーバおよびコピー方向の値は、swsrpvolinfoコマンドのOp-Server欄、Copy欄で確認できます)。
登録しようとする複製ボリューム情報がほかのグループに登録されていない
グループ内で複製元ボリューム、複製先ボリュームが重複していない
1つのグループ内に、PRIMECLUSTER GD論理ボリュームとそれ以外のボリュームが混在していない
Logical Unit(ディスク)を指定する場合、Logical Unit(ディスク)に含まれるパーティション(スライス)の複製ボリューム情報がほかのグループに登録されていない
Logical Unit(ディスク)を指定する場合、Logical Unit(ディスク)に含まれるパーティション(スライス)の複製ボリューム情報が同一グループに登録されていない
Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用する場合、グループ内のすべての複製ボリューム情報が同じTFOグループに属している
図7.15 条件1について
図7.16 条件3について
図7.17 条件4について
図7.18 条件5について
グループの作成は、swsrpsetvolコマンドで行います。
作成したグループの情報はswsrpvolinfoコマンドで参照できます。
例
2組の複製元/複製先ボリュームが含まれる、グループ「GRP1」を作成します。
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpsetvol -Xgroup GRP1 /dev/sdb1@SRC /dev/sdb1@TARG-1 swsrpsetvol completed # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpsetvol -Xgroup GRP1 /dev/sdc1@SRC /dev/sdc1@TARG-1 swsrpsetvol completed # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpvolinfo -L Server Original-Volume Size Replica-Volume Size Copy Op-Server Group SRC /dev/sdb1@SRC 4.0 Gbyte /dev/sdb1@TARG-1 4.0 Gbyte bi-direction both GRP1 SRC /dev/sdc1@SRC 4.0 Gbyte /dev/sdc1@TARG-1 4.0 Gbyte bi-direction both GRP1 #