まず、装置がSNMPトラップを送信できる環境を作成してください。
SNMPトラップ送信アドレスは、本製品で装置を登録するときにサーバノードのエージェントに自動設定されます。ただし、マネージャーのネットワークが複数ある場合は、本製品が正しいアドレスを設定できないときがあります。そのようなときは、SNMPトラップ送信アドレスがサーバノードのエージェントに正しく設定されているかを確認し、修正が必要な場合は直接編集してください。なお、SNMPトラップ送信アドレスは、サーバノードの以下のファイルに記述されます。当ファイルの内容を反映するには、エージェントの再起動が必要です。
サーバノードのOS | ファイル格納場所 |
---|---|
Windows | $TMP_DIR\ESC\Agent\var\sanm.ip |
Solaris OS、 | /var/opt/FJSVssage/sanm.ip |
注意
VMware vSphereに対しては、SNMPトラップ受信による障害監視をサポートしていません。
SNMPv1を使用する場合、SNMPトラップ送信アドレスは、本製品で装置を登録するときに各管理対象装置に自動設定されます。
ただし、マネージャーのネットワークが複数ある場合は、本製品が正しいアドレスを各管理対象装置に設定できないときがあります。そのようなときは、管理対象装置に正しくSNMPトラップ送信アドレスが設定されているかを確認してください。
なお、SNMPトラップ送信アドレスを自動設定した場合、SNMPトラップ送信先通信のコミュニティー名はpublic固定となります。
SNMPv3を使用する場合、装置において、手動で、SNMPトラップ送信アドレスに運用管理サーバのIPアドレスを設定します。設定方法は、装置の取扱説明書を参照してください。
装置において、手動で、SNMPトラップ送信アドレスに運用管理サーバのIPアドレスを設定します。設定方法は、装置の取扱説明書を参照してください。
装置側でSNMPトラップ機能をサポートしていないため、機構による障害監視はできません。
エージェントなしのSolaris OS、Windowsサーバノードを含むそのほかのサーバノードは、障害管理をサポートしていません。
注意
SNMPトラップ監視サービス(デーモン)を起動できているか確認してください。
起動できていない場合は起動してください。確認/起動方法は、以下を参照してください。
Windows環境の場合
「13.3.1.1 SNMPトラップ監視サービスの起動と停止」
Solaris環境の場合
「13.3.2.1 SNMPトラップ監視デーモンの起動と停止」
Linux環境の場合
「13.3.3.1 SNMPトラップ監視デーモンの起動と停止」
ETERNUS TR seriesを除き、SNMPv3のInform形式のSNMPトラップ受信には対応していません。このため、SNMPv3を利用する場合は、Inform形式を有効にしないでください。