名前
storageadm perfdata - 性能情報の操作
形式
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm perfdata export outDirName -ipaddr ipAddr [-recent 24]
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm perfdata export outDirName -ipaddr ipAddr [-recent 24]
機能説明
コマンドを実行する1時間前または24時間前までのディスクアレイの性能情報を出力します。コマンドの実行には、OSの管理者権限が必要です。
コマンドオペランドに、性能情報を出力したい装置のIPアドレスと時間を指定することで、ディスクアレイの性能情報をCSV形式で出力します。
対象となるディスクアレイは、Expressの管理対象であり、かつ、性能管理を実施中または実施していた必要があります。
出力するCSVファイルの詳細は、以下のとおりです。
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | CM.csv |
ヘッダー行 | Date, CM0xX - CPU Use Rate, CM0xX - Copy Remain, ... |
データ行 | date,CM0u,CM0r, ... ,CMNu,CMNr 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。date以降には、CM数分の情報が出力されます。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | LogicalVolume/nnnn.csv |
ヘッダー行 | Date, LogicalVolume0xXXXX - Read IOPS, |
データ行 | date,read,write,through-r,through-w,resp-r,resp-w,hit-r,hit-w,fetch, 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
注1: Extreme Cacheの性能情報非サポート装置の場合は、値を出力せず、コンマを詰めて出力します。
例: Extreme Cacheの性能情報非サポート装置の場合 …,hit-r-extreme-cache,hit-r-dram-extreme-cache …,,
注2: Extreme Cacheの性能情報サポート装置で機能が無効の場合は、"0"を出力します。
例: Extreme Cacheの性能情報サポート装置の場合(機能無効) …,hit-r-extreme-cache,hit-r-dram-extreme-cache …,0,0
注3: Host-LU QoSの性能情報(QoS Delay Time)の値は出力せず、コンマを詰めて出力します。
例: Host-LU QoSの性能情報非サポート装置の場合 …,delay-r-qos,delay-w-qos …,,
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | RAIDGroup/nnnn.csv |
ヘッダー行 | Date, RAIDGroup0xXXXX - Read IOPS, |
データ行 | date,read,write,through-r,through-w,resp-r,resp-w,hit-r,hit-w,fetch, 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
注1: Extreme Cacheの性能情報非サポート装置の場合は、値を出力せず、コンマを詰めて出力します。
例: Extreme Cacheの性能情報非サポート装置の場合 …,hit-r-extreme-cache,hit-r-dram-extreme-cache …,,
注2: Extreme Cacheの性能情報サポート装置で機能が無効の場合は、"0"を出力します。
例: Extreme Cacheの性能情報サポート装置の場合(機能無効) …,hit-r-extreme-cache,hit-r-dram-extreme-cache …,0,0
注3: Host-LU QoSの性能情報(QoS Delay Time)の値は出力せず、コンマを詰めて出力します。
例: Host-LU QoSの性能情報非サポート装置の場合 …,delay-r-qos,delay-w-qos …,,
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | Disk/nnnn.csv |
Header line | Date, DE0xXX:DiskX - busy time, ... |
Data line | date,Disk0, ... ,DiskN 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。date以降には、Disk数分の情報が出力されます。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | Port/nnnn.csv |
ヘッダー行 |
|
データ行 | date,read,write,through-r,through-w 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | ACTIVE_DISK.csv |
ヘッダー行 | Date, Total Disks, Active Disks |
データ行 | date,total,active 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | SYSTEM_POWER_CONSUMPTION.csv |
ヘッダー行 | Date, System Power Consumption |
データ行 | date, power 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | SYSTEM_TEMPERATURE.csv |
ヘッダー行 | Date, System Temperature |
データ行 | date, temperature 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | NAS/System/nnnn.csv |
ヘッダー行 | Date, CM0xX - CPU Use Rate, CM0xX - CIFS Operations, CM0xX - NFS Operations |
データ行 | date,CMuse,CMcifs,CMnfs 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | NAS/LogicalVolume/nnnn.csv |
ヘッダー行 | Date, LogicalVolume0xXXXX - Read Throughput, LogicalVolume0xXXXX - Write Throughput |
データ行 | date,through-r,through-w 各フィールドに出力される情報は、以下のとおりです。 |
オペランド
指定した時間の性能情報をCSV形式で出力します。
性能情報を出力するディレクトリを指定します。
性能情報は、outDirNameディレクトリ配下に、以下の構成で出力されます。
なお、本ディレクトリには以下の空き容量(単位:MB)が必要です。
(((0.1 + 0.4 × 搭載DE数 + 0.1 × 搭載CMポート数 + 0.2 × (LU数 + RAIDグループ数)) × 1440) + (0.2 + 0.6 × 搭載DE数 + 0.2 × 搭載CMポート数 + 0.4 × (LU数 + RAIDグループ数))) / 1024
オプション
性能情報を出力する装置のIPアドレスを指定します。
出力対象となる装置は、以下の条件を満たす必要があります。
性能情報を出力するストレージ装置は、本製品に登録されています。
性能管理の設定方法は、「4.2 性能管理」を参照してください。
直近24時間の性能データを採取します。
本オプションを省略した場合は、直近1時間の性能データを採取します。
使用例
IPアドレス"192.0.2.10"の装置の性能情報を、"C:\work"ディレクトリに出力します。
> C:\ETERNUS_SF\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm perfdata export "C:\work" -ipaddr 192.0.2.10
IPアドレス"192.0.2.10"の装置の性能情報を、"/tmp"ディレクトリに出力します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm perfdata export /tmp -ipaddr 192.0.2.10
注意事項
outDirName には、存在するディレクトリ名を絶対パスで指定する必要があります。