運用管理サーバでエラーが発生した場合、Expressマネージャーの環境をリストア(復元)します。
以下の手順に従って、Expressマネージャーの環境を復元してください。
すべての操作は、運用管理サーバで行います。
参考
ディレクトリ名 | 説明 |
---|---|
$BAK_DIR | バックアップ先ディレクトリ |
$INS_DIR | ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」 |
$ENV_DIR | ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「環境設定ディレクトリ」 |
$TMP_DIR | ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「作業用ディレクトリ」 |
Expressマネージャーを再セットアップします。
ETERNUS SF Managerをインストールし、Expressマネージャーとしてセットアップします。
インストールおよびセットアップ手順は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」および「ETERNUS SF Managerのセットアップ」を参照してください。
ETERNUS SF Manager Tomcatサービスを停止します。
Service Control Managerを開き、以下のサービスを停止してください。
ETERNUS SF Manager Tomcat Service
バックアップデータをリストアします。
以下のコマンドを実行します。portNumber にはデフォルトで15432を、ポート番号を変更している場合は、変更後のポート番号を指定してください。
> $INS_DIR\Common\sys\postgres\bin\psql -U esfpostgres -p portNumber postgres
プロンプトが表示され、入力待ちになります。以下のキーワードを順に入力してください。
master01! drop database esfdb; \q
以下のコマンドを実行して、バックアップデータをリストアします。portNumber にはデフォルトで15432を、ポート番号を変更している場合は、変更後のポート番号を指定してください。fileName は、バックアップデータ作成時に指定したファイル名です。
> $INS_DIR\Common\sys\postgres\bin\psql -U esfpostgres -p portNumber -f $BAK_DIR\Common\fileName postgres
プロンプトが表示され、入力待ちになります。以下のキーワードを入力してください。
master01!
以下のバッチを実行して、ETERNUS SF Managerのサービスを停止します。
> $INS_DIR\Common\bin\Stop_ESFservice.bat
注意
バッチを実行すると、ETERNUS SF Manager Tomcat Serviceがすでに停止している旨のメッセージが複数出力されます。問題のないメッセージです。無視してください。
性能管理機能に関するファイルをリストアします。
性能管理機能を使用していない場合や性能管理機能に関するファイルをバックアップしていない場合は、この手順は不要です。
旧版からアップグレードする場合は、旧版でバックアップしたファイルだけリストアしてください。
エクスプローラなどで、以下のリストア先ディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを削除します。
ただし、リストア先ディレクトリ自体は削除しないでください。リストア先ディレクトリ自体が存在しない場合は、ディレクトリを作成してください。
$TMP_DIR\ESC\Manager\var\opt\FJSVssmgr\current\perf
エクスプローラなどで、以下のファイルを退避場所からコピーします。
コピー元のファイル | コピー先のディレクトリ |
---|---|
$BAK_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\perf.conf | $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current |
エクスプローラなどで、以下のディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを退避場所からコピーします。
コピー元のディレクトリ | コピー先のディレクトリ |
---|---|
$BAK_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\perfconf | $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\perfconf |
$BAK_DIR\ESC\Manager\var\opt\FJSVssmgr\current\perf | $TMP_DIR\ESC\Manager\var\opt\FJSVssmgr\current\perf |
カスタマイズ可能なファイルをリストアします。
バックアップしたファイルやディレクトリだけリストアしてください。
旧版からアップグレードする場合は、旧版でバックアップしたファイルだけリストアしてください。
エクスプローラなどで、以下のファイルを退避場所からコピーします。
コピー元のファイル | コピー先のディレクトリ |
---|---|
$BAK_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\sanma.conf | $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current |
エクスプローラなどで、以下のディレクトリ配下のサブディレクトリとファイルを退避場所からコピーします。
コピー元のディレクトリ | コピー先のディレクトリ |
---|---|
$BAK_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\eventmail | $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\eventmail |
ポーリングサービス設定ファイルをリストアします。
バックアップを採取していないファイルは、リストア不要です。
エクスプローラなどで、ポーリングサービス設定ファイルを退避場所からコピーします。
コピー元のファイル | コピー先のディレクトリ |
---|---|
$BAK_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\polling\pollingService.xml | $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\polling |
コピーグループとコピーペアの定義に関するファイルをリストアします。
アドバンスト・コピー機能を使用する場合だけ、この手順を実施してください。
旧版からアップグレードする場合は、旧版でバックアップしたファイルだけリストアしてください。
エクスプローラなどで、以下のリストア先ディレクトリ配下のファイルを削除します。
$ENV_DIR\CCM\etc\db\cg
また、以下のファイルが存在する場合は、削除してください。
$ENV_DIR\CCM\etc\prop\user.properties
$ENV_DIR\CCM\etc\stxc.alias
$ENV_DIR\CCM\etc\stxc_ext.alias
$ENV_DIR\CCM\etc\stxcvolinf
エクスプローラなどで、以下のファイルを退避場所からコピーします。
コピー元のファイル | コピー先のディレクトリ |
---|---|
$BAK_DIR\CCM\etc\db\eternus.xml | $ENV_DIR\CCM\etc\db |
$BAK_DIR\CCM\var\micc\database\DeviceRegList.xml | $TMP_DIR\CCM\var\micc\database |
コピー元のファイルが存在する場合は、エクスプローラなどで、以下のファイルを退避場所からコピーします。
コピー元のファイル | コピー先のディレクトリ |
---|---|
$BAK_DIR\CCM\etc\prop\user.properties | $ENV_DIR\CCM\etc\prop |
$BAK_DIR\CCM\etc\stxc.alias | $ENV_DIR\CCM\etc |
$BAK_DIR\CCM\etc\stxc_ext.alias | |
$BAK_DIR\CCM\etc\stxcvolinf |
エクスプローラなどで、以下のディレクトリ配下のファイルを退避場所からコピーします。
コピー元のディレクトリ | コピー先のディレクトリ |
---|---|
$BAK_DIR\CCM\etc\db\cg | $ENV_DIR\CCM\etc\db\cg |
ライセンス管理データベースをリストアします。
ライセンス管理データベースをバックアップしていない場合(旧版からアップグレードする場合)は、この手順は不要です。
以下のコマンドを実行してください。fileName は、バックアップデータ作成時に指定したファイル名です。
> $INS_DIR\LM\bin\esflm restore $BAK_DIR\LM\fileName
以下のバッチを実行して、ETERNUS SF Managerのサービスを開始します。
> $INS_DIR\Common\bin\Start_ESFservice.bat