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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.4.0 DRオプション説明書
FUJITSU Software

B.4 dsmount.pl

名前

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\dr_vmware_script\dsmount.pl - データストアのVMホストへのマウント

【Linuxマネージャー】

/opt/FJSVrcvmr/sys/dr_vmware_script/dsmount.pl - データストアのVMホストへのマウント

形式

perl dsmount.pl -input file [-server soft_ip] [-username username] [-password password] {-type vmfs | -type nfs -listfile file [-unmount]}

機能説明

指定されたストレージ情報ファイルでoperationにmountが指定されたVMFS/NFSデータストアをVMホストにマウントします。

エラー発生時、エラーが起きた項目名に加えて、-inputで指定したストレージ情報ファイルのエラー発生行が出力される場合があります。この場合、該当項目について、発生行の前の処理は完了しています。

スクリプトを実行するには、VM管理製品に通信できるサーバにVM製品の外部制御ツール(VMware: vCLI)をインストールしておく必要があります。

スクリプト実行時、vCLI Connection Optionsの設定に従って動作します。vCLI Connection Options の詳細は、VMwareのマニュアルを参照してください。

以下のURLの「vSphereコマンドラインインターフェースのドキュメントページ」から「vSphere Command-Line Interface Concepts and Examples」を参照してください。

URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html

オプション

-server soft_ip

VMware vCenter ServerのIPアドレスを指定します。

指定を省略した場合、vCLI Connection Optionsの"--server"を省略した場合と同じ動作になります。

-username username

VMware vCenter Serverにログインするユーザー名を指定します。

管理者以上の権限を持つユーザーを指定してください。

指定を省略した場合、vCLI Connection Optionsの"--username"を省略した場合と同じ動作になります。

-password password

VMware vCenter Serverにログインするユーザーのパスワードを指定します。

指定を省略した場合、vCLI Connection Optionsの"--password"を省略した場合と同じ動作になります。

-input input

ストレージ情報のファイルを指定します。

ファイルの作成方法は、「B.3 rcxadm config」を参照してください。

ファイルは相対パス、または、絶対パスで指定します。

-type nfs
NFSデータストアのマウントを実施します
-type vmfs

VMFSデータストアの再署名を行います。再署名後、データストア名を元に戻します。

ポイント

VMFSデータストアのコピーは、そのままではデータストアとして

ESXまたはESXiに認識されないため、データストアとして認識させるために再署名を行います。

再署名後、データストアは一時的に"snap-snapID-oldLabel"という名称になりますが、本スクリプト完了までにoldLabelに変名されます。

スクリプト実行前に、再署名の前提条件を満たすようにしてください。

再署名、および、前提条件については、以下に示すVMwareマニュアルの"VMFS データストア コピーの再署名"の記述を参照してください。

以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。

vSphere ストレージ ガイド

URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html
-unmount
mountの代わりに、アンマウントを実施します。
-listfile

NFS接続情報を記載したCSVファイルを指定します。

  • 本CSVファイルでは、行の先頭にシャープ("#")を記述するとコメントになります。
  • 本CSVファイル内の空行は、意味のない行として読み飛ばされます。
  • 記述されるデータストア名にマルチバイト文字を使用しないでください。

CSVの書式は以下のとおりです。

データストア名,IPアドレスまたはドメイン名,NFSパス

storage_X,192.168.3.230,/nfs/data

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0
正常に処理されました。
1
エラーが発生しました。

使用例

>perl dsmount.pl -input out.csv -type vmfs -username Administrator <RETURN>
Enter password: