sdxconfig Backup コマンドを使用して生成した構成テーブルや、構成ファイルに保存した構成テーブルを、vim(1)、sed(1) などのエディタを使用して編集しないでください。構成テーブルの編集は、sdxconfig Convert コマンドで行ってください。
クラスのオブジェクト構成を sdxconfig Remove -e keepid コマンドで削除し、sdxconfig Restore -e chkps コマンドで復元する場合、削除時と異なる構成で復元することはできません。
クラスタアプリケーションに Gds リソースとして登録されている共用クラスのオブジェクト構成を sdxconfig Restore コマンドを使用して復元した場合、クラススコープ内の任意の 1 ノードで以下のコマンドを実行してください。
# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvgdsetup -a クラス名 ~ Do you want to continue with these processes ? [yes/no] y
このコマンドは、クラスタアプリケーションの状態と連動して共用クラスのボリュームの起動/停止を行うように設定するコマンドです。
sdxconfigコマンドを利用すると、クラスに登録されているディスクおよびクラス内のボリュームを、他のシステムで使用することができます。
しかし、GDSのバージョンによっては、ボリュームデータのバックアップ/リストアとディスクラベルの設定が必要な場合があります。
[GDSのバージョンの条件]
移行前のシステムのGDSのバージョン
4.3A00以前
移行後のシステムのGDSのバージョン
4.3A20以前でPG97489の修正が適用されている、または、
4.3A30 (RHEL5)でPG97489の修正が適用されている、または、
4.3A30 (RHEL6) 、または、
4.3A40以降
上記の条件を満たす場合、以下の手順を実施してください。手順1、5、7は通常は不要ですが、上記の条件を満たす場合は必要になります。
移行前のシステムで、クラス内のボリュームデータをバックアップします。
移行前のシステムで、sdxconfig Backupコマンドを使用して、クラスのオブジェクト構成をバックアップします。
移行前のシステムで、sdxconfig Removeコマンドを使用して、クラスのオブジェクト構成を削除します。
手順3でクラスから削除したディスクを、移行後のシステムに接続します。
移行後のシステムで、parted(8)コマンドを使用して、削除したディスクにMSDOS形式のディスクラベルを設定します。
(または、4.3A30以降の場合、手順6で-e mklabelオプションを指定)
移行後のシステムで、sdxconfig Restoreコマンドを使用して、クラスのオブジェクト構成を復元します。
移行後のシステムで、クラス内のボリュームデータをリストアします。