ファイルシステムが作成されていない場合は、ボリュームの削除から解除操作を行ってください。
設定した構成の変更または削除を行う場合は、以下のような手順で行います。
ボリュームを削除する手順を説明します。
業務停止
ボリュームを使用している業務を停止します。
ボリューム上のファイルシステムがマウントされている場合は、アンマウントします。
ファイルシステムやアプリケーションの設定の削除
ボリュームにファイルシステムが作成されている場合、以下のいずれかの方法でファイルシステムを削除します。
/etc/fstabファイルから、ボリュームおよびファイルシステムの設定を削除します。
「9.2 ファイルシステムの削除」の手順に従い、ファイルシステムを削除します。【4.3A20以前】
上記以外に、ボリュームを使用するファイルシステムやアプリケーションの設定が行われている場合、設定を削除します。
ボリュームの停止
共用クラスのボリュームを削除する場合、クラスのスコープに属しているすべてのノードで[操作]:[ボリューム停止]によりボリュームを停止します。
ボリューム状態の確認
削除対象のボリュームが一時切り離し中のスライスを持っている場合には、削除操作は行えません。
一時切離し中のスライスが存在する場合には、スライスの再組込みを行います。
ボリューム状態はメイン画面で確認できます。
一時切離しスライスの再組込み
一時切離し中のスライスが存在する場合には、[操作]:[スライス組込み] 機能を用い、一時切離し中のスライスの再組込みを行います。
スライス組込みの操作については、「7.7.1.2 操作手順」を参照してください。
ボリュームの削除
以下の手順でボリュームの削除を行います。
構成設定画面の表示
メイン画面の [設定]:[ボリューム構成設定] を選択し、ボリューム構成設定画面を表示します。
ボリュームの削除
削除するボリュームを選択し、<削除> ボタンをクリックします。
ボリュームの構成変更を繰り返す場合には、次に対象となるボリュームを選択し、上記操作を繰り返します。
注意
<未使用> フィールドに表示されるサイズ
<未使用> フィールドに表示されるサイズは、1 ボリュームとして作成可能な最大サイズです。
削除するボリュームの位置により、最大サイズが変わらない場合があるため、<未使用> フィールドに表示されるサイズが変化しないことがあります。
グループの削除は、グループに登録されているすべてのディスク/下位グループを切断することにより、自動的に行われます。
以下に手順を示します。
グループ内に存在するすべてのボリュームを削除
ボリュームが 1 つでも存在すると、グループの削除はできません。
「9.3.1.2 ボリュームの削除」の手順に従い、グループ内に存在するすべてのボリュームを削除します。
グループからディスク/下位グループを切断
以下の手順に従い、すべてのディスク/下位グループを切断します。
グループ構成設定画面の表示
メイン画面の [設定]:[グループ構成設定] を選択し、グループ構成設定画面を表示します。
削除対象のグループの選択
削除対象のグループをグループ構成設定画面の「グループ名」から選択します。
ディスク/下位グループの切断
[グループ構成ディスク/グループ] フィールドより切断するディスク/下位グループを選択し、<削除> ボタンをクリックします。
クラスの削除は、クラスに存在するすべてのディスクを削除することにより、自動的に行われます。
以下に手順を示します。
クラス内に存在するすべてのグループを削除
「9.3.1.3 グループの削除」の手順に従い、クラス内に存在するすべてのグループを削除します。
クラスからすべてのディスクを削除
以下の手順に従い、すべてのディスクを削除します。
クラス構成設定画面の表示
メイン画面の [設定]:[クラス構成設定] を選択し、クラス構成設定画面を表示します。
削除対象のクラスの選択
削除対象のクラスをクラス構成設定画面の「クラス名」から選択します。
ディスクの削除
クラス構成ディスクフィールドより削除するディスクを選択し、<削除> ボタンをクリックします。
注意
クラスタシステムの場合
クラスのリソースがクラスタアプリケーションに登録されている場合、クラスタアプリケーションからリソースを削除してからクラスを削除してください。クラスタアプリケーションからリソースを削除する方法は、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。