ディスクの多重故障によって、クラスの有効な構成データベースが消失して、クラス内のオブジェクトの構成情報が失われてしまう場合があります。このような場合、故障したディスクを復旧した後、ボリュームなどのオブジェクトを再作成する必要があります。オブジェクトの構成情報をあらかじめバックアップしておくことにより、オブジェクト構成を復元する作業を軽減することができます。
ここでは、クラスのオブジェクト構成のバックアップ方法とリストア方法を説明します。
注意
オブジェクト構成のバックアップができないクラス
以下のクラスのオブジェクト構成は、バックアップできません。
ルートクラス
スイッチグループが存在する共用クラス
プロキシオブジェクトが存在するクラス
シャドウクラス
注意
オブジェクト構成の復元ができるシステム
バックアップしたオブジェクトの構成情報をもとに、オブジェクト構成を復元するためには、バックアップしたクラスに登録されていた物理ディスクと同じサイズのディスクが、復元を行うシステムに接続されている必要があります。
参照
sdxconfig コマンドの使用方法については、「B.1.13 sdxconfig - オブジェクト構成の操作」 および 「A.5 オブジェクト構成のバックアップとリストア (sdxconfig)」を参照してください。