GDS 4.3A30の環境で、iSCSI接続のディスク装置をクラスに登録する場合は、以下の設定を行ってください。
参考
この設定を行うと、OS起動時にOSがiSCSIデバイスを認識するのに時間がかかる場合に、OSがiSCSIデバイスを認識するまでGDSの起動処理を待ち合わせるため、GDSのクラスが未起動状態になるトラブルを回避できます。
すでにiSCSI接続のディスク装置をクラスに登録しているシステムでも、以下の設定を行うことを推奨します。この設定を行っても、OSがiSCSIデバイスを認識するのに時間がかかる場合の動作以外に、GDSの動作に変更はありません。
以下のパッチを適用します。
クラスタシステムの場合、全ノードで適用してください。
バージョン | OS | パッケージ名 | パッチ番号 |
---|---|---|---|
4.3A30 | RHEL6(Intel64) | FJSVsdx-bas | T009987LP-01以降 |
4.3A30 | RHEL6(x86) | FJSVsdx-bas | T013020LP-01以降 |
/etc/opt/FJSVsdx/sdx.cfファイルにSDX_ISCSI_DISKパラメタの設定を追加します。
クラスタシステムの場合、全ノードで設定してください。
[変更前]
#ident "@(#).sdx.cf 41.1 02/06/05 TDM" # SDX_DB_FAIL_NUM=0 ...
[変更後]
#ident "@(#).sdx.cf 41.1 02/06/05 TDM" # SDX_DB_FAIL_NUM=0 ... SDX_ISCSI_DISK=1 ←この行を追加
システムを再起動します。
クラスタシステムの場合、全ノードを再起動してください。
すでにiSCSI接続のディスク装置をクラスに登録している場合は、マルチユーザモードで起動後に、以下のコマンドを実行します。
クラスタシステムの場合、全ノードで実行してください。
# /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdxiscsi -S
sdxiscsiコマンドは、クラスに登録されているiSCSIデバイスをGDSのiSCSIデバイスリストに追加するためのコマンドです。
注意
本コマンドは、スーパユーザ権限で実行してください。
SWAP状態のディスクはiSCSIデバイスリストに追加されません。SWAP状態のディスクを復旧してから、本コマンドを実行してください。
本コマンド実行中にGDSの他のコマンドを実行しないでください。