災害発生時に、運用システムから災害対策システムへ業務を切り替える場合の手順について説明します。
切替え手順の概要は以下のとおりです。
ストレージのコピー処理を停止します。
ストレージのLUN単位のコピー機能(ACM CCMなど)を使用していた場合は、「3.22.1 災害対策システムの構築」の手順2で作成した災害対策システム用の構成ファイルを用いて、災害対策システムでオブジェクト構成情報をリストアします。(sdxconfig Restore コマンド)
sdxconfig Restore コマンドでは、-e chkps オプションを指定してください。
sdxconfig Restore コマンド実行後、コマンドを実行したサーバを再起動します。
サーバが再起動された後、共用クラスの設定 (ローカルから共用へのタイプ変更) (sdxattr -C コマンド)、および、共用クラスをクラスタアプリケーションで使用するための設定 (hvgdsetup -a コマンド) を行います。
災害対策システムでストレージをミラーリングする場合は、災害対策システムでミラーグループにディスクを追加します。(sdxdisk -M コマンド、sdxdisk -C コマンド)