ここでは、仮想環境 (Xen環境【4.3A30以前】、KVM環境【4.3A10以降】、VMware環境) で利用できる GDS の機能、および 注意事項について説明しています。
仮想環境(Xen環境【4.3A30以前】、KVM環境【4.3A10以降】、VMware環境)で利用できるGDSの機能は、以下のとおりです。
用途 | GDS の動作環境 | クラス | 説明 |
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ホストのシステムディスクのミラーリング | ホスト(Xen、KVM) | ルートクラス | 以下のUEFIブート環境で利用可能。
設定方法は、仮想マシン機能を使用しない従来の方法と同じ。 |
ゲストのシステムディスクのミラーリング | ホスト(Xen、KVM) | ローカルクラス | ホストでローカルクラスまたは共用クラスのボリュームを作成し、そこにゲストOSをインストールする。 |
ゲスト(VMware) | ルートクラス | 以下の環境で利用可能。【4.3A30以降】
仮想SCSIコントローラを用いて接続された、以下のシステムディスクのミラーリングが可能。
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ゲストの仮想ディスクのミラーリング | ゲスト(Xen、KVM、VMware) | ローカルクラス | 可用性向上を目的としたミラーリングが可能。 以下のデバイスのミラーリングが可能。
設定方法は、仮想マシン機能を使用しない従来の方法と同じ。 |
クラスタシステムの共用ディスクの管理 | 共用クラス | ゲスト間で構築されたクラスタシステムの共用ディスクをGDSで管理する。 以下のデバイスの管理が可能。
設定方法は、仮想マシン機能を使用しない従来の方法と同じ。 |
GDS : Global Disk Services
仮想環境(Xen環境、KVM環境【4.3A10以降】、VMware環境)で利用できるGDS Snapshotの機能は、以下のとおりです。
用途 | GDS Snapshotの動作環境 | クラス | 説明 |
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ホストのシステムディスクのスナップショット ホストの代替ブート環境作成 | ホスト(Xen、KVM) | ルートクラス | 以下のUEFIブート環境で利用可能。
設定方法は、仮想マシン機能を使用しない従来の方法と同じ。 |
ホストのデータボリュームのスナップショット | ホスト(Xen、KVM) | ローカルクラス | 設定方法は、仮想マシン機能を使用しない従来の方法と同じ。 |
ゲストのシステムディスクのスナップショット | ホスト(Xen、KVM) | ローカルクラス | ホストでローカルクラスまたは共用クラスのボリュームを作成し、そこにゲストOSをインストールする。 スナップショットはホストで作成する。 整合性のとれたスナップショットを作成するには、スナップショット作成時にゲストOSを停止しておく必要がある。 |
ゲスト(VMware) | ルートクラス | 以下の環境で利用可能。【4.3A30以降】
仮想SCSIコントローラを用いて接続された、以下の形式のシステムディスクの場合に利用可能。
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ゲストの代替ブート環境作成 | ゲスト(VMware) | ルートクラス | 以下の環境で利用可能。【4.3A30以降】
仮想SCSIコントローラを用いて接続された、以下の形式のシステムディスクの場合に利用可能。
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ゲストのローカルボリュームのスナップショット | ホスト(Xen、KVM) | ローカルクラス | ホストでローカルボリュームを作成し、ゲストOSにvirtioブロックデバイスとして登録する。 スナップショットはホストで作成する。 |
ゲスト(Xen、KVM、VMware) | ローカルクラス |
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クラスタシステムの共用ボリュームのスナップショット | ゲスト(Xen、KVM、VMware) | 共用クラス |
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GDS Snapshot : Global Disk Services Snapshot
注意
KVM のホストとゲストの両方で GDS を使用する場合
ゲストのみで使用するディスクに対して、ホストで以下のように設定してください。
GDS の除外リストに登録する。
除外リストについては、「6.1 除外リストの作成」を参照してください。
PRIMECLUSTER のリソースデータベースに登録しない。
リソース登録については、「6.3 共用ディスク装置のリソース登録」を参照してください。
ホストとゲストでは、クラスを異なる名前で作成することを推奨します。
参考
KVMゲストで作成したボリュームをETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を使用してコピーする方法
KVMゲストでGDS Snapshotを使用する場合、ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能は使用できません。
アドバンスト・コピー機能を使用してコピーするには、ACMを使用してください。詳細はACMのマニュアルを参照してください。
参照
仮想環境でGDSの環境設定および運用を行うには、仮想システムの設計、導入、運用についての知識が必要です。
事前に使用する仮想マシン機能のマニュアルを参照してください。