サーバ間ミラーリングの構成をすべて削除する場合、サーバ間ミラーリングのオブジェクトを削除してから、以下の手順で iSCSI イニシエータの設定を削除します。
サーバ間ミラーリング機能で使用していた iSCSI ターゲット名を確認します。
RHEL6 の場合、両ノードの /etc/tgt/targets.conf ファイルからターゲット名を確認します。
RHEL7 の場合、両ノードで以下のコマンドを実行して確認します。
# targetcli ls iscsi 1
[出力例]
o- iscsi .................................................................... [Targets: 1] o- iqn.2003-01.org.linux-iscsi.node1.x8664:sn.c053e5d35899 ................... [TPGs: 1]
この出力例では、iqn.2003-01.org.linux-iscsi.node1.x8664:sn.c053e5d35899 がターゲット名です。
いずれかのノードで、サーバ間ミラーリング機能で使用していた iSCSI ターゲットの情報を確認します。
# iscsiadm -m node
[出力例]
192.168.56.10:3260,1 target-0201 192.168.56.20:3260,1 target-0101
この例では、ターゲット名とポータル名は以下のとおりです。
ターゲット名 | ポータル名 |
---|---|
target-0201 | 192.168.56.10:3260,1 |
target-0101 | 192.168.56.20:3260,1 |
両ノードでサーバ間ミラーリング機能で使用していた iSCSI セッションからログアウトします。
# iscsiadm -m node -T targetname --portal portalname --logout
targetname および portalname には、手順2. で確認したターゲット名とポータル名を指定します。
この例では、各ノードで以下の 2 つのコマンドを実行します。
[実行例]
# iscsiadm -m node -T target-0201 --portal 192.168.56.10:3260,1 --logout # iscsiadm -m node -T target-0101 --portal 192.168.56.20:3260,1 --logout
両ノードで iSCSI イニシエータのサーバ間ミラーリング用の情報を削除します。
# iscsiadm -m node -o delete -T targetname --portal portalname
targetname および portalname には、手順2. で確認したターゲット名とポータル名を指定します。
この例では、各ノードで以下の 2 つのコマンドを実行します。
[実行例]
# iscsiadm -m node -o delete -T target-0201 --portal 192.168.56.10:3260,1 # iscsiadm -m node -o delete -T target-0101 --portal 192.168.56.20:3260,1