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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.5
FUJITSU Software

9.6.2 iSCSI イニシエータの設定削除

サーバ間ミラーリングの構成をすべて削除する場合、サーバ間ミラーリングのオブジェクトを削除してから、以下の手順で iSCSI イニシエータの設定を削除します。

  1. サーバ間ミラーリング機能で使用していた iSCSI ターゲット名を確認します。

    RHEL6 の場合、両ノードの /etc/tgt/targets.conf ファイルからターゲット名を確認します。

    RHEL7 の場合、両ノードで以下のコマンドを実行して確認します。

    # targetcli ls iscsi 1

    [出力例]

    o- iscsi .................................................................... [Targets: 1]
      o- iqn.2003-01.org.linux-iscsi.node1.x8664:sn.c053e5d35899 ................... [TPGs: 1]

    この出力例では、iqn.2003-01.org.linux-iscsi.node1.x8664:sn.c053e5d35899 がターゲット名です。

  2. いずれかのノードで、サーバ間ミラーリング機能で使用していた iSCSI ターゲットの情報を確認します。

    # iscsiadm -m node

    [出力例]

    192.168.56.10:3260,1 target-0201
    192.168.56.20:3260,1 target-0101

    この例では、ターゲット名とポータル名は以下のとおりです。

    ターゲット名

    ポータル名

    target-0201

    192.168.56.10:3260,1

    target-0101

    192.168.56.20:3260,1

  3. 両ノードでサーバ間ミラーリング機能で使用していた iSCSI セッションからログアウトします。

    # iscsiadm -m node -T targetname --portal portalname --logout

    targetname および portalname には、手順2. で確認したターゲット名とポータル名を指定します。

    この例では、各ノードで以下の 2 つのコマンドを実行します。

    [実行例]

    # iscsiadm -m node -T target-0201 --portal 192.168.56.10:3260,1 --logout
    # iscsiadm -m node -T target-0101 --portal 192.168.56.20:3260,1 --logout
  4. 両ノードで iSCSI イニシエータのサーバ間ミラーリング用の情報を削除します。

    # iscsiadm -m node -o delete -T targetname --portal portalname

    targetname および portalname には、手順2. で確認したターゲット名とポータル名を指定します。

    この例では、各ノードで以下の 2 つのコマンドを実行します。

    [実行例]

    # iscsiadm -m node -o delete -T target-0201 --portal 192.168.56.10:3260,1
    # iscsiadm -m node -o delete -T target-0101 --portal 192.168.56.20:3260,1