GDS のオプション製品 GDS I/O Monitor Option が提供する I/O 応答時間保証機能の運用・保守に関する留意事項を説明します。
クラスタ環境におけるローカルクラスまたは共用クラスでは、クラスタインタコネクトのネットワーク負荷が高い (通信に 1 秒以上かかる) 状態の場合、または、 CF(Cluster Foundation) がハートビート切れを検出した場合、I/O 応答時間の設定値を最大 100 秒超えて I/O が復帰することがあります。
オブジェクト構成のバックアップ (sdxconfig Backup) とリストア (sdxconfig Restore) では、I/O 応答時間保証の設定はバックアップ/リストアされません。
I/O 応答時間保証を設定しているクラスのオブジェクト構成をバックアップするときには、I/O 応答時間保証の設定情報 (sdxinfo -I コマンドの実行結果) もバックアップしてください。
オブジェクト構成のリストア後、バックアップしておいた sdxinfo -I コマンドの実行結果を確認し、sdxattr コマンドを使用して I/O 応答時間保証の設定を行ってください。
システムパニックモードを有効に設定しているクラスに対して以下の操作を行う場合、システムパニックモードを無効にしてから以下の操作を行ってください。
システムディスクミラーリングの解除 (ルートクラスに対してシステムパニックモードを有効に設定している場合)
クラスの削除 (sdxclass -R コマンドまたは sdxconfig Remove コマンド)
システムパニックモードの変更方法については、「8.3.2 システムパニックモードの変更」を参照してください。