GDS I/O Monitor Optionは、I/O 応答時間を保証するため、GDS のデーモンおよびドライバがハングアップしていないか監視するためのハングアップ監視機能を備えています。
ハングアップ監視機能は、自ノードの sdxservd デーモンおよび sfdsk ドライバがハングアップしていないかを監視し、ハングアップを検出した場合、自ノードをパニックさせます。
ハングアップ監視機能は、154 秒の監視間隔でデーモンとドライバの状態を確認し、77 秒の判断時間内に応答がない場合にハングアップしていると判定します。
I/O 応答時間をデフォルト値以外の値に設定する場合、ハングアップ監視機能の監視間隔と判断時間のパラメタを以下のように変更してください。
項目 | パラメタ名 | 説明 |
---|---|---|
監視間隔 | SDX_HCHK_INTERVAL | 監視が終わってから次の監視を始めるまでの時間 (秒)。 |
判断時間 | SDX_HCHK_CRITERION | 監視を始めてからハングアップしていると判断するまでの時間 (秒)。 |
GDS の設定ファイル /etc/opt/FJSVsdx/sdx.cf に設定されているパラメタを変更するか、または、パラメタの設定を追加します。
例) 監視間隔を 156 秒、判断時間を 78 秒に設定する場合
SDX_HCHK_INTERVAL=156
SDX_HCHK_CRITERION=78
システムを再起動します。または、以下のコマンドを実行します。
RHEL6 の場合
# /sbin/initctl restart sdxhealth |
RHEL7 の場合
# /usr/bin/systemctl restart fjsvsdxhealth.service |
手順2. でシステムまたはサービスを再起動した後、サービスが起動されていることを確認します。
RHEL6 の場合
# initctl status sdxhealth |
RHEL7 の場合
# /usr/bin/systemctl status fjsvsdxhealth.service |
注意
シングルユーザモードでは監視を行いません。