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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.5
FUJITSU Software

6.12.2 ハングアップ監視機能

GDS I/O Monitor Optionは、I/O 応答時間を保証するため、GDS のデーモンおよびドライバがハングアップしていないか監視するためのハングアップ監視機能を備えています。

ハングアップ監視機能は、自ノードの sdxservd デーモンおよび sfdsk ドライバがハングアップしていないかを監視し、ハングアップを検出した場合、自ノードをパニックさせます。

ハングアップ監視機能は、154 秒の監視間隔でデーモンとドライバの状態を確認し、77 秒の判断時間内に応答がない場合にハングアップしていると判定します。

I/O 応答時間をデフォルト値以外の値に設定する場合、ハングアップ監視機能の監視間隔と判断時間のパラメタを以下のように変更してください。

項目

パラメタ名

説明

監視間隔

SDX_HCHK_INTERVAL

監視が終わってから次の監視を始めるまでの時間 (秒)。
判断時間の 2 倍の時間を設定します。
デフォルト値: 154
指定可能な値: 12 以上、2592000 以下、かつ、判断時間 (秒) より大きい値。

判断時間

SDX_HCHK_CRITERION

監視を始めてからハングアップしていると判断するまでの時間 (秒)。
I/O 応答時間と同じ値を設定します。
クラスによって I/O 応答時間の設定が異なる場合、最小の時間を設定します。
デフォルト値: 77
指定可能な値: 1 以上、3600 以下、かつ、監視間隔 (秒) より小さい値。

パラメタの変更方法
  1. GDS の設定ファイル /etc/opt/FJSVsdx/sdx.cf に設定されているパラメタを変更するか、または、パラメタの設定を追加します。

    例) 監視間隔を 156 秒、判断時間を 78 秒に設定する場合

    SDX_HCHK_INTERVAL=156

    SDX_HCHK_CRITERION=78

  2. システムを再起動します。または、以下のコマンドを実行します。

    • RHEL6 の場合

      # /sbin/initctl restart sdxhealth
    • RHEL7 の場合

      # /usr/bin/systemctl restart fjsvsdxhealth.service
  3. 手順2. でシステムまたはサービスを再起動した後、サービスが起動されていることを確認します。

    • RHEL6 の場合

      # initctl status sdxhealth
      sdxhealth start/running, ~
    • RHEL7 の場合

      # /usr/bin/systemctl status fjsvsdxhealth.service
      * fjsvsdxhealth.service - PRIMECLUSTER Global Disk Services hang up monitor service ~ Active: active (running) ~ ~

注意

シングルユーザモードでは監視を行いません。