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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.5
FUJITSU Software

6.8 raw デバイスのバインド

ボリュームまたは一時切離しスライスをキャラクタ型 (raw) デバイスとして使用したい場合は、raw(8) コマンドを使用してボリュームまたは一時切離しスライスのブロックデバイスにバインドした raw デバイスを使用してください。

例) クラス Class1 のボリューム Volume1 のブロックデバイスに、raw デバイス raw1 をバインドする。

# raw /dev/raw/raw1 /dev/sfdsk/Class1/dsk/Volume1

raw デバイスをバインドする設定を /etc/sysconfig/rawdevices ファイルに記述することにより、OS 起動時に自動的に raw デバイスをバインドすることができます。詳細は、raw(8) および rawdevices のマニュアルページを参照してください。

注意

raw デバイスをバインドする設定ファイルは、RHEL6では /etc/udev/rules.d/60-raw.rules であり、RHEL7以降は /usr/lib/udev/rules.d/60-raw.rules です。しかし、ボリュームまたは一時切離しスライスを raw デバイスとして使用する場合は、/etc/sysconfig/rawdevices ファイルに設定してください。

raw デバイスのキャラクタ型デバイス特殊ファイル (/dev/raw/raw<N>) のアクセス権を変更する場合は、以下のように設定してください。

rawdevices ファイルにボリュームまたは一時切離しスライスに対する raw デバイスのバインドの設定を記述すると、OS 起動時に下記のメッセージが出力されることがあります。このメッセージが出力された場合でも、raw デバイスは GDS の初期化後に正常にバインドされ、システムへの影響はありません。

Cannot locate block device '/dev/sfdsk/クラス名/dsk/ボリューム名' (No such file or directory)

raw デバイスをバインドした後、対象のボリュームまたは一時切離しスライスを作成しなおした場合は、raw デバイスをバインドしなおす必要があります。

参照

raw デバイスおよび raw(8) コマンドがサポートされているかどうかは、OS によって異なります。詳細は、OS のマニュアルを確認してください。