サーバ間ミラーリング機能を使用するすべてのノードで、以下の設定を行います。
設定手順は OS のバージョンによって異なります。
【RHEL6】
scsi-target-utils パッケージおよび sg3_utils パッケージがインストールされていることを確認します。
# rpm -q scsi-target-utils scsi-target-utils-xxxxxxxx # rpm -q sg3_utils sg3_utils-xxxxxxxx |
インストールされていない場合は、対象システムのOSのインストールCDからインストールしてください。
iscsi-initiator-utils パッケージがインストールされていることを確認します。
# rpm -q iscsi-initiator-utils
iscsi-initiator-utils-xxxxxxxx |
インストールされていない場合は、対象システムのOSのインストールCDからインストールしてください。
SCSIターゲットデーモン(tgtd)の停止順序の設定を変更します。
# vim /etc/init.d/tgtd |
[変更前]
#!/bin/sh # # chkconfig: - 39 35 ... |
[変更後]
#!/bin/sh # # chkconfig: - 39 90 ... |
SCSIターゲットデーモン(tgtd)を登録しなおします。
# chkconfig --del tgtd # chkconfig --add tgtd |
SCSI ターゲットデーモン (tgtd) がシステム起動時に自動起動するように設定します。
# chkconfig tgtd on |
注意
カーネルのアップグレードまたはエラッタの適用により、scsi-target-utils パッケージがアップグレードされた場合、手順 3. ~ 手順 5. を再度行う必要があります。
【RHEL7】
targetcli パッケージがインストールされていることを確認します。
# rpm -q targetcli |
iSCSI タ ーゲットサービスの起動/停止順序を設定します。
/etc/systemd/system/fjsvsdx.service.d ディレクトリを作成します。
# mkdir /etc/systemd/system/fjsvsdx.service.d # chmod 755 /etc/systemd/system/fjsvsdx.service.d |
作成したディレクトリ内に設定ファイルを作成します。
# touch /etc/systemd/system/fjsvsdx.service.d/netmirror.conf # chmod 644 /etc/systemd/system/fjsvsdx.service.d/netmirror.conf |
設定ファイルに以下の内容を追加します。
[Unit] After=target.service |
iSCSI ターゲットサービスの起動/停止順序の設定を反映します。
# systemctl daemon-reload |
iSCSI ターゲットサービスの起動/停止順序の設定を確認します。
# systemctl show fjsvsdx.service | grep "After=" |
target.serviceが出力されることを確認します。
iSCSI ターゲットサービスがシステム起動時に自動起動するように設定します。
# systemctl enable target.service |