コマンドのメッセージは、標準出力あるいは標準エラー出力に表示されます。出力形式は以下のとおりです。
SDX:command: severity: message
command はコマンド名、severity は重要度、message はメッセージ本文です。
また、コマンドのメッセージは、次のログファイルにも出力されます。
/var/opt/FJSVsdx/msglog/sdxservd.log
ログファイルへの出力形式は以下のとおりです。
Mon Day HH:MM:SS SDX:daemon: severity: message
Mon はメッセージを出力した月、Day は日、HH は時、MM は分、SS は秒、daemon はデーモンプログラム名、severity は重要度、message はメッセージ本文です。
メッセージ番号
E.4.1 ~ E.4.5 の各メッセージには番号が記載されていますが、GDS のコマンドが実際に出力するメッセージには番号は付きません。
変数名の意味
メッセージ中の斜体字は、変数を表しており、実際に出力される内容は状況によって異なります。メッセージの説明で使用される変数の意味と形式について示します。
変数名 | 意味 |
---|---|
class | クラス名 |
disk | ディスク名 |
group | グループ名 |
lgroup | 下位グループ名 |
hgroup | 上位グループ名 |
volume | ボリューム名 |
disk.volume | スライス名 |
object.volume | スライス名 |
master | マスタオブジェクト名 |
proxy | プロキシオブジェクト名 |
object | オブジェクト名 (または物理ディスク名) |
status | オブジェクトの状態 |
device | 物理ディスク名 (cCtTdD,cCdD,mphdI,mplbI,emcpowerN) |
pslice | 物理スライス名 (cCtTdDs{0-7},cCdDs{0-7},mphdIs{0-7},mplbIs{0-7},emcpowerN{a-h}) |
node | ノード識別名またはノード名 |
attribute | 属性名 |
value | 属性値 |
param | パラメタ名 |
val | パラメタ値 |
size | ブロック (セクタ) 数 (10 進数) |
option | コマンドのオプション |
usage | コマンド使用時の構文 |
letter | 文字 |
details | 詳細情報 |
errno | システムコールのエラー番号 (10 進数) |
sdxerrno | GDS が定義する内部エラー番号 (10 進数) |
string | その他の文字列 |
GDS : Global Disk Services
説明
以下に、重要度の高いものから順に、コマンドが出力するメッセージを示します。重要度には、以下の 4 種類があります。
重要度 | 意味 |
---|---|
ERROR (エラー) | コマンドが異常終了する場合に、原因を示す目的で出力されるメッセージです。 |
WARNING (警告) | コマンドの異常終了には到らないが、何らかの異常事象が検出された場合に、警告をうながす目的で出力されるメッセージです。 |
INFO (情報) | コマンドの動作に関する情報を提供する目的で出力されるメッセージです。 |
TO FIX (修正) | コマンドを正しく使用するための修正方法を示す目的で出力されるメッセージです。通常は、コマンドの構文を出力します。 |