物理ディスクをシャドウクラス以外のクラスに登録すると、GDS がディスクを初期化するため、物理ディスク内のデータは失われます (ただし、キープディスクとしてルートクラスに登録する場合は除く)。このため、すでにデータが存在する物理ディスクをクラスに登録する場合は、事前にディスクデータをバックアップしておき、ボリューム を作成した後にデータをリストアしてください。
このとき、クラスに登録した物理ディスク上の物理スライスのデバイス特殊ファイル名が /etc/vfstab ファイルなどに設定されている場合は、以下に示すボリュームのデバイス特殊ファイル名に変更する必要があります。
キャラクタ型デバイス特殊ファイル :
/dev/sfdsk/クラス名/rdsk/ボリューム名 |
ブロック型デバイス特殊ファイル :
/dev/sfdsk/クラス名/dsk/ボリューム名 |
物理ディスクを交換した後、ディスクの復旧操作を行った場合も、その物理ディスク内のデータは失われます。
GDS 運用管理ビューを使用して操作を行う場合、データが失われる操作を実行しようとすると、確認画面が表示されます。しかし、コマンドを使用して操作を行う場合は、確認メッセージは表示されないため、注意してください。
ディスクデータを失わずに物理ディスクをシャドウクラス以外のクラスに登録するには、物理ディスクをキープディスクとしてルートクラスに登録する必要があります。