OS 標準マルチパスソフト (MPxIO) によって制御されている ETERNUS のディスクを、GDS のクラスに登録して、I/O 応答時間保証機能を設定する場合は、マルチパス診断プログラムが必要です。
Enhanced Support Facility 5.1 以降を適用するか、以下のサイトからダウンロードしてインストールしたあと、自動復旧時間を変更します。
http://storage-system.fujitsu.com/jp/download/smpdp/
マルチパス診断プログラムのインストール手順や詳細は「マルチパス診断プログラムユーザーズガイド」を参照してください。
1) マルチパス診断プログラムをインストールします。(Enhanced Support Facility 5.1 以降を適用済のシステムではすでにインストールされているため、本手順は必要ありません。)
以下のサイトからマルチパス診断プログラムをダウンロードし、システムにインストールします。
http://storage-system.fujitsu.com/jp/download/smpdp/
1-1) インストールするサーバに、マルチパス診断プログラムのパッケージをダウンロードします。
1-2) ダウンロードしたファイル (例 : FJSVpdiag_130.tar.Z) を展開します。(「/tmp」に配置した場合の実行例です。)
# cd /tmp # zcat FJSVpdiag_130.tar.Z | tar xvf -
1-3) パッケージをインストールします。
# ./pdiagpkgadd
2) マルチパス診断プログラムの自動復旧時間を変更します。
/var/opt/FJSVpdiag/fjsvpdiag.conf ファイルに以下を記載してください。
enable_interval=3600;
3) マルチパス診断プログラムを、サーバ起動時に自動的に起動させる設定をします。
# /opt/FJSVpdiag/bin/fjsvpdiagbootset.sh
4) マルチパス診断プログラムを起動します。
# /opt/FJSVpdiag/etc/S99pdiag
ETERNUS マルチパスドライバ 3.1.0 以降によって制御されている ETERNUS のディスクを GDS のクラスに登録して、I/O 応答時間保証機能を設定する場合は、T011535SP-04 以降の修正を適用し、以下のコマンドを実行してタイムアウト時間短縮設定を行ってください。
1) iotimeoutset コマンドを実行します。
# /opt/FJSVmplb/bin/iotimeoutset
注) FJSVmplb パッケージを/opt 以外のディレクトリにインストールしている場合には、/opt をインストール先ディレクトリに置き換えて実行してください。
2) /kernel/drv/mplb.conf に以下の定義が追加されたことを確認します。
# vi /kernel/drv/mplb.conf
~
mplb-io-watch=1;
3) 設定を有効にするため、システムを再起動します。
# /usr/sbin/shutdown -y -g0 -i6