KZONEシャットダウンエージェントは、SPARC M10、M12、SPARC T4、T5、T7、S7シリーズのシャットダウンエージェントです。Oracle Solaris カーネルゾーン環境でPRIMECLUSTERを使用する場合に使用します。
構成設定
Oracle Solaris カーネルゾーンの構成設定は、“Oracle VM Server for SPARC ガイド”、“Oracle Solaris カーネルゾーンの作成と使用”を参照してください。
KZONEシャットダウンエージェントは、SPARC M10、M12に構築する場合はXSCF、SPARC T4、T5、T7、S7シリーズに構築する場合はILOMを使用します。
XSCFの場合
XSCF の構成設定は、“SPARC M12/M10 システム運用・管理ガイド”に従って行います。
また、XSCF では操作を許可するユーザ名とパスワードの設定が必須です。
詳細は、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”の“5.1.2.5.1 XSCF情報の確認”を参照してください。
ILOMの場合
ILOM の構成設定は以下の指示に従って行います。
Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 概念ガイド
Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 Web Interface 手順ガイド
Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 CLI 手順ガイド
Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 入門ガイド
また、ILOM では操作を許可するユーザ名とパスワードの設定が必須です。
詳細は、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”の“5.1.2.5.2 ILOM情報の確認”を参照してください。
シャットダウンエージェント
KZONEシャットダウンエージェントは、3 種類あります。
SA_kzonep: ノード(カーネルゾーン)をパニックさせる
SA_kzoner: ノード(カーネルゾーン)をリセットさせる
SA_kzchkhost: カーネルゾーンが動作するノードの異常を検出する
KZONEログファイル
/var/opt/SMAWsf/log/SA_kzonep.log /var/opt/SMAWsf/log/SA_kzoner.log /var/opt/SMAWsf/log/SA_kzchkhost.log
注意
XSCF-LAN を冗長化するため、XSCF-LAN#0 とXSCF-LAN#1 は別サブネットで接続してください。
ILOM のIP アドレスは、管理LAN と同一セグメントにしてください。
ただし、ネットワークルーティングが設定されている場合は、ILOM のIP アドレスがクラスタノードの管理LAN と同一セグメントである必要はありません。