リソースデータベースをリストアする手順を以下に示します。
注意
リソースデータベースのリストアは、クラスタ内のすべての既存ノードで同時に行ってください。
リソースデータベースのバックアップをすべての既存ノードにコピーします。リソースデータベースのバックアップは、“3.6.1 リソースデータベースをバックアップする”でバックアップしたものです。
各ノードにログインし、次のコマンドでシャットダウンします。
#/usr/sbin/shutdown -y -i0
次のコマンドを実行し、各ノードをシングルユーザモードで再起動します。
{0} ok boot -s
次のコマンドで各ノードのローカルファイルシステムをマウントします。
# mountall -l # zfs mount -a
clrestorerdbコマンドで各ノードのリソースデータベースをリストアします。
# clrestorerdb -f file
fileには、リソースデータベースのバックアップファイル名をフルパスで指定します。リソースデータベースのバックアップファイル名は、.tar.Z を付加した名前で指定してください。
たとえば、2 台のノード、fuji2 とfuji3 でリストアを行うため、各ノードの/mydir にリソースデータベースのバックアップbackup_rdb.tar.Zをコピーするとします。fuji2 とfuji3 でリソースデータベースをリストアするコマンドは次のようになります。
fuji2# cd /etc/opt/FJSVcluster/bin/ fuji2# ./clrestorerdb -f /mydir/backup_rdb.tar.Z fuji3# cd /etc/opt/FJSVcluster/bin/ fuji3# ./clrestorerdb -f /mydir/backup_rdb.tar.Z
すべてのノードに対して、ステップ1~5が完了したら次のコマンドでノードを再起動します。
#/usr/sbin/shutdown -y -i6