CLIによりCFを設定する場合、以下の手順で実施してください。
ここでは、CFノード名が“fuji2”、“fuji3”の2ノードで構成されるクラスタシステムを例として説明します。
CIP構成定義ファイルを作成します。
クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/cip.cf を以下のように記載します。
例)
fuji2 fuji2RMS:netmask:255.255.255.0 fuji3 fuji3RMS:netmask:255.255.255.0
IPアドレスを設定します。
クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/inet/hosts を以下のように記載します。
<cip address1> <CIP/Sysnode名1> <cip address2> <CIP/Sysnode名2>
例) fuji2のCIPのアドレスに192.168.1.1、fuji3のCIPのアドレスに192.168.1.2を設定する場合
192.168.1.1 fuji2RMS 192.168.1.2 fuji3RMS
cfcp/cfsh を使用してリモートアクセスを有効にします。
クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/default/cluster.config を以下のように記載します。
CFCP "cfcp" CFSH "cfsh"
すべてのノードで、/etc/default/cluster を編集します。
/etc/default/clusterを編集し、以下の内容のファイルを作成します。
nodename <CFノード名> clustername <クラスタ名> device <クラスタインタコネクト1> device <クラスタインタコネクト2>
例)
nodename fuji2 clustername FUJI device /dev/hme1 device /dev/hme2
注意
nodename に定義するのは、OSのノード名ではなく、CFノード名であることに注意してください。
オーナ、グループ、アクセス権を設定します。
# chown root:root /etc/default/cluster
# chmod 600 /etc/default/cluster
ノードを再起動します。
クラスタシステムを構成する任意の1ノードで、以下のコマンドを実行し、クラスタ整合性モニタ(CIM)を設定します。
# rcqconfig -a <nodename> ...
nodename : CFノード名
例)
# rcqconfig -a fuji2 fuji3
このコマンドがエラーとなった場合、手順4.で/etc/default/clusterに設定したクラスタ名、CFノード名に誤りがないかを再確認してください。
CIP/Sysnode名で通信できることを確認します。
例) fuji2からfuji3へ確認する場合
# ping fuji3RMS
通信できない場合、手順1.および手順2.で/etc/cip.cf、/etc/inet/hostsに設定したCFノード名、CIP/Sysnode名、CIPアドレスに誤りがないかを再確認してください。