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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

1.1.6 CLIによるCF設定例

CLIによりCFを設定する場合、以下の手順で実施してください。

ここでは、CFノード名が“fuji2”、“fuji3”の2ノードで構成されるクラスタシステムを例として説明します。

  1. CIP構成定義ファイルを作成します。

    クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/cip.cf を以下のように記載します。

    例)

    fuji2 fuji2RMS:netmask:255.255.255.0
    fuji3 fuji3RMS:netmask:255.255.255.0
  2. IPアドレスを設定します。

    クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/inet/hosts を以下のように記載します。

    <cip address1> <CIP/Sysnode名1>
    <cip address2> <CIP/Sysnode名2>

    例) fuji2のCIPのアドレスに192.168.1.1、fuji3のCIPのアドレスに192.168.1.2を設定する場合

    192.168.1.1 fuji2RMS
    192.168.1.2 fuji3RMS
  3. cfcp/cfsh を使用してリモートアクセスを有効にします。

    クラスタシステムを構成するすべてのノードで、/etc/default/cluster.config を以下のように記載します。

    CFCP "cfcp"
    CFSH "cfsh"
  4. すべてのノードで、/etc/default/cluster を編集します。

    1. /etc/default/clusterを編集し、以下の内容のファイルを作成します。

      nodename <CFノード名>
      clustername <クラスタ名>
      device <クラスタインタコネクト1>
      device <クラスタインタコネクト2>

      例)

      nodename fuji2
      clustername FUJI
      device /dev/hme1
      device /dev/hme2

      注意

      nodename に定義するのは、OSのノード名ではなく、CFノード名であることに注意してください。

    2. オーナ、グループ、アクセス権を設定します。

      # chown root:root /etc/default/cluster
      # chmod 600 /etc/default/cluster
    3. ノードを再起動します。

  5. クラスタシステムを構成する任意の1ノードで、以下のコマンドを実行し、クラスタ整合性モニタ(CIM)を設定します。

    # rcqconfig -a <nodename> ...
    nodename : CFノード名

    例)

    # rcqconfig -a fuji2 fuji3

    このコマンドがエラーとなった場合、手順4.で/etc/default/clusterに設定したクラスタ名、CFノード名に誤りがないかを再確認してください。

  6. CIP/Sysnode名で通信できることを確認します。

    例) fuji2からfuji3へ確認する場合

    # ping fuji3RMS

    通信できない場合、手順1.および手順2.で/etc/cip.cf、/etc/inet/hostsに設定したCFノード名、CIP/Sysnode名、CIPアドレスに誤りがないかを再確認してください。