Cloud Services Managementでは、業務システムの使用量およびメニューで設定した単価をもとに、日次処理で利用料金を算出しています。
クォータ管理は、月ごとの利用料金に閾値を設けることで、サービスの無計画な利用を制限する機能です。
クォータは、プロジェクトに対して設定します。Cloud Services Managementは、設定されたクォータと、日次で計算される利用料金との比較を行い、超過通知や利用制限を行います。
クォータの設定
プロジェクトを作成するとき、プロジェクト配下に作成できる業務システムの数や規模を考慮し、ひと月分の利用料金の上限値を決定します。決定した値を、[プロジェクト管理]画面の[利用枠]に設定します。[アラート通知閾値]は、[利用枠]を超過する見込みがある場合にアラートメールを送信するための閾値を設定します。
アラート通知閾値超過
日次処理で利用料金の計算が行われたあとに、[アラート通知閾値]との比較が行われます。
プロジェクト配下の業務システム、サービスの利用料金の合計が、[アラート通知閾値]の割合を超えているとき、以下のようなメールが自動送信されます。
送信の宛先は、[プロジェクト管理]画面で指定したメールアドレスです。
Subject:XXXXXプロジェクトのアラート通知閾値超過通知 XXXXXプロジェクト管理者 様 プロジェクトの利用料金がアラート通知閾値を超過しています。 利用料金[\]:27500 利用枠[\]:30000 アラート通知閾値[%]:90 日付:2016-04-27 注意 このメールは自動送信メールです。返信はしないでください。
"XXXXX"には該当のプロジェクトIDが設定されます。
利用枠超過
日次で計算される利用料金の金額によっては、さらに利用料金の増加が見込まれる登録操作を抑制します。
以下の操作によって、[利用枠]を超過する見込みがある場合に、警告が表示されます。
業務システム
新規追加
他プロジェクトへの異動
運用オプションの追加
サービス
新規追加
インスタンスタイプの変更
追加データディスク数の追加
スナップショット採取
[利用枠]をすでに超過している場合は、上記の操作に加えて、以下の操作が実施できません。[登録]ボタンや[追加]ボタンなどが非表示となります。
仮想マシンサービス起動
利用枠超過時の対応
プロジェクトの[利用枠]は、変更申請が最終承認された時点で変更が反映されます。このため、利用枠超過が発生していても、業務システムやサービスの追加が必要である場合は、[利用枠]の金額を増やす対応をとってください。
操作の制限は、利用料金の月次処理後に解除されます。