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Cloud Services Management V1.1.1 運用ガイド
FUJITSU Software

5.2.20 利用料金調整操作コマンド

コマンド名

fscsm_charge_adjust

形式
fscsm_charge_adjust add -bizSystemId BusinessSystemID [-bizSystemRId BusinessSystemRID] [-acntProjectRId AcntProjectRID] -charge "Charge" [-comment "Comment"] [-month Targetmonth]
fscsm_charge_adjust list [-bizSystemId BusinessSystemID] [-bizSystemRId BusinessSystemRID] [-acntProjectRId AcntProjectRID] [-month Targetmonth]
fscsm_charge_adjust export [-id ID] [-bizSystemId BusinessSystemID] [-bizSystemRId BusinessSystemRID] [-acntProjectRId AcntProjectRID] [-month Targetmonth] -file output-file
fscsm_charge_adjust modify -id ID {-charge "Charge" | -comment "Comment"}
fscsm_charge_adjust delete -id ID
機能説明

利用料金調整の登録/変更/削除および利用料金調整情報の出力を行います。

サブコマンド
add -bizSystemId BusinessSystemID [-bizSystemRId BusinessSystemRID] [-acntProjectRId AcntProjectRID] -charge "Charge" [-comment "Comment"] [-month Targetmonth]

利用料金調整を登録します。
BusinessSystemRIDAcntProjectRIDを指定しない場合、対象の業務システムが一意に特定できないとエラーが発生します。BusinessSystemIDには、利用料金調整をする業務システムIDを指定します。

BusinessSystemRIDには、利用料金調整をする業務システムの、業務システムリソースIDを指定できます。省略可能です。"5.2.21 利用料金リストコマンド"で表示されるbizSystemRIdを指定してください。

AcntProjectRIDには、利用料金調整をする業務システムの、課金プロジェクトリソースIDを指定できます。省略可能です。"5.2.21 利用料金リストコマンド"で表示されるacntProjectRIdを指定してください。

Chargeには、調整したい金額の値を指定します。通貨単位がJPYの場合は、11桁以内の整数を半角数字で指定できます。通貨単位がJPY以外の場合は、9桁以内の整数を半角数字で指定できます。値はダブルクォーテーションで囲んでください。負の値を入れる場合は、先頭に半角ハイフンを入力してください。

Commentには、調整理由のコメントを指定できます。省略可能です。全角半角に関係なく1~256文字の文字列が指定できます。値はダブルクォーテーションで囲んでください。省略した場合は、コメントは空となります。改行などは入力できず、文字列のみの入力となります。

Targetmonthには、調整対象の年月をYYYY-MMの形式で指定できます。対象の業務システムに課金計算が行われている月を指定できます。それ以外の月を指定した場合は、エラーが返ります。省略した場合は、コマンド実行時点の年月が対象となります。

list [-bizSystemId BusinessSystemID] [-bizSystemRId BusinessSystemRID] [-acntProjectRId AcntProjectRID] [-month Targetmonth]

利用料金調整情報のリストを表示します。
パラメーターを指定しなかった場合は、すべての利用料金調整が出力されます。
パラメーターを指定した場合は、パラメーターに一致するすべての利用料金調整を出力します。

BusinessSystemIDには、表示したい業務システムIDを指定できます。省略可能です。BusinessSystemRIDには、表示したい業務システムリソースIDを指定できます。省略可能です。"5.2.21 利用料金リストコマンド"で表示されるbizSystemRIdを指定してください。

AcntProjectRIDには、表示したい業務システムの、課金プロジェクトリソースIDを指定できます。省略可能です。"5.2.21 利用料金リストコマンド"で表示されるacntProjectRIdを指定してください。Targetmonthには、表示したい年月をYYYY-MMの形式で指定できます。省略可能です。省略した場合は、コマンド実行した時点の年月が対象となります。

export [-id ID] [-bizSystemId BusinessSystemID] [-bizSystemRId BusinessSystemRID] [-acntProjectRId AcntProjectRID] [-month Targetmonth] -file output-file

利用料金調整情報をXML形式のファイルに出力します。
パラメーターを指定しなかった場合は、すべての利用料金調整が出力されます。
パラメーターを指定した場合は、パラメーターに一致するすべての利用料金調整を出力します。

IDには、出力したい利用料金調整IDを指定できます。省略可能です。

BusinessSystemIDには、出力したい業務システムIDを指定できます。省略可能です。

BusinessSystemRIDには、出力したい業務システムリソースIDを指定できます。省略可能です。"5.2.21 利用料金リストコマンド"で表示されるbizSystemRIdを指定してください。

AcntProjectRIDには、出力したい業務システムの、課金プロジェクトリソースIDを指定できます。省略可能です。"5.2.21 利用料金リストコマンド"で表示されるacntProjectRIdを指定してください。

Targetmonthには、出力したい年月をYYYY-MMの形式で指定できます。省略可能です。省略した場合は、コマンド実行した時点の年月が対象となります。

modify -id ID {-charge "Charge" | -comment "Comment"}

利用料金調整を変更します。

IDには、変更したい利用料金調整のIDを指定します。IDは、listサブコマンドとexportサブコマンドで表示されるIDです。

"Charge""Comment"はいずれかを指定する必要があります。

Chargeには、変更後の調整金額を指定できます。省略可能です。値はダブルクォーテーションで囲んでください。省略した場合は、変更されません。

Commentには、変更後のコメントを指定できます。省略可能です。値はダブルクォーテーションで囲んでください。省略した場合は、変更されません。

delete -id ID

利用料金調整を削除します。

IDには、削除対象となる利用料金調整のIDを指定します。IDは、listサブコマンドとexportサブコマンドで表示されるIDです。

使用例
  • 利用料金調整を登録する場合

    > fscsm_charge_adjust add -bizSystemId bizsys1 -charge "12345678901" <RETURN>
  • 業務システムbizsys1に登録されている利用料金調整の一覧を画面出力する場合

    > fscsm_charge_adjust list -bizSystemId bizsys1 <RETURN>
      ID    bizsystemId   bizSystemRId   acntProjectRId   charge        month    
    -----------------------------------------------------------------------------
      61    bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      71    bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      74    bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      83    bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      87    bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      96    bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      100   bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      113   bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      122   bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      126   bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      135   bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
      139   bizsys1       960            787              12345678901   2108-05  
  • 業務システムbizsys1に登録されている利用料金調整情報をファイル出力する場合

    > fscsm_charge_adjust export -bizSystemId bizsys1 -file chargeAdjustData.xml<RETURN>
  • 登録されている利用料金調整のコメントを変更する場合

    > fscsm_charge_adjust modify -id 61 -comment "change comment" <RETURN>
  • IDが61である利用料金調整を削除する場合

    > fscsm_charge_adjust delete -id 61 <RETURN>