メール転送機能を設定している場合、クラウドに対する全操作のメールが、クラウドサービス統合運用部門に送信されます。送信されるメールは、申請者に通知される完了通知メールと同一内容です。
システムトラブル時には、メールに添付されているXMLファイルを利用して、サービス情報を復旧できます。
参照
メール転送機能の設定については、"FUJITSU Software Cloud Services Management 導入ガイド"の"メール転送機能の設定"を参照してください。
メールの通知情報
メールが送信される操作、宛先および通知される情報は以下のとおりです。
操作 | 宛先 | 通知情報 |
---|---|---|
仮想マシンの作成 | クラウドサービス統合運用部門 |
※「管理者パスワード」は通知されません。 |
仮想マシンの構成変更 | クラウドサービス統合運用部門 |
|
仮想マシンの削除 | ||
仮想マシンの起動 | クラウドサービス統合運用部門 |
|
仮想マシンの停止 | クラウドサービス統合運用部門 |
|
スナップショットの作成 | クラウドサービス統合運用部門 |
|
スナップショットの復帰 | ||
スナップショットの削除 | ||
キーペアの作成 | クラウドサービス統合運用部門 |
|
キーペアの削除 | 通知なし | 通知なし |
添付ファイル
転送メールには、本サービスの情報を復旧するためのXMLファイルが添付されます。
XMLファイルは、以下の条件で添付されます。
以下の操作では、XMLファイルは添付されません。
仮想マシンの削除
スナップショットの復帰
スナップショットの削除
キーペアの作成
キーペアの削除
仮想マシン作成時の転送メール(XMLファイル)には、パスワードは設定されません。
本XMLファイルは、サービス情報復旧コマンド(登録、変更)、およびスナップショット情報復旧コマンド(登録)の[-file]オプションで指定できます。
なお、業務システム提供部門の申請者に送信される完了通知メールには、XMLファイルは添付されません。
添付されるXMLファイルの命名規約は、以下のとおりです。
fscsm_[yyyymmddhhmmss]_[クラウド種別]_[リソース種別]_[操作種別]_[ID].xml
クラウド種別
値 | 意味 |
---|---|
k5 | FJCS for OSS |
aws | AWS |
azure | Azure |
ror | ROR |
vmware | VMware |
リソース種別
値 | 意味 |
---|---|
vm | 仮想マシン |
ss | スナップショット |
操作種別
値 | 意味 |
---|---|
create | 追加 |
modify[n] | 変更(起動、停止、公開設定も含む) |
※modifyの場合、1か所の変更要素単位にXMLファイルが複数添付されます。
ID
値 | 意味 |
---|---|
サービスID | サービスのサービスID |
スナップショットID | スナップショットのスナップショットID |