クラウド管理製品上に、すでに仮想マシン、スナップショットが作成されており、それらの既存サービスを本製品で管理したい場合、インポート機能を利用して本製品の管理対象とすることができます。
前提条件
本手順を行う場合、以下の条件を満たす必要があります。
利用しているクラウドサービス・クラウド管理製品がROR、FJCS for OSS、Azure、AWSまたはVMware。
サービス情報とスナップショット情報のインポート作業は、クラウドサービス統合運用部門で実施する。
業務システムが利用しているメニューに、インポートする既存サービスのインスタンスタイプ、システムディスクイメージ、追加ディスクイメージが定義されている。
Cloud Services Managementでは、追加ブロックデバイスのサイズは、1種類だけ指定できる。インポートする既存サービスにディスクサイズの異なる追加ブロックディスクが追加されている場合、最大値または平均値のディスクサイズを指定する。
例
既存サービスにディスクサイズの異なる追加ディスクが2本追加されている場合、追加ブロックディスクのディスクサイズは、60GB(最大値)または45GB(平均値)を指定してください。
60GB:1本 (デバイス名:/dev/vdb)
30GB:1本 (デバイス名:/dev/vdc)
FJCS for OSSの場合、デバイスの降順に追加ブロックディスクが削除されます(上記例の場合、30GBの追加ブロックディスクが該当します)。
追加ブロックディスクのディスクサイズに45GB(平均値)を指定した場合、60GBの追加ブロックディスクが1本接続されていますが、45GB分の課金となります。これらを考慮して、運用者側で適切に値を指定してください。
インポートの対象資産
対象資産は、以下のとおりです。
仮想マシン
スナップショット
注意
キーペアについてはインポート対象ではありません。
利用料金については、インポートした時点で登録されたものとして扱われます。
インポートした場合、本製品による承認処理は行われません。
インポート手順
バックアップの採取
オンラインバックアップ機能を利用してバックアップします。バックアップの詳細は、"4.3 バックアップ・リストア"を参照してください。
サービス情報、またはスナップショット情報のインポート
インポート用XMLファイルを作成して、サービス情報、またはスナップショット情報をインポートします。