本項では、SVOMが連携するディレクトリサービスを変更する方法を説明します。
SVOM同梱ディレクトリサービスからActive Directoryに変更する場合
注意
Cloud Services Managementのユーザー情報と連携するエントリーがすでにActive Directory上に存在する場合は、手順1、3、5、6は必要ありません。
参照
手順3、4の詳細については、SVOMのマニュアルを参照してください。
手順5、6の詳細については、Active Directoryのマニュアルを参照してください。
ユーザー操作コマンドで、Cloud Services Managementの全ユーザーの詳細情報をエクスポートします。
ユーザー操作コマンドについては、"FUJITSU Software Cloud Services Management 運用ガイド"の"ユーザー操作コマンド"を参照してください。
Cloud Services Managementを停止します。
Cloud Services Managementの停止の詳細については、"FUJITSU Software Cloud Services Management 運用ガイド"の"起動/停止"を参照してください。
SVOM同梱ディレクトリサービスに登録されているユーザー情報をLDIF形式でエクスポートします。
例
以下はエクスポートコマンドの例です。
>ldapsearch -h localhost:1473 -D "uid=admin,ou=system" -w password -s sub -b "ou=users,dc=fujitsu,dc=com" > csmusers.ldif <RETURN>
エクスポートコマンドの詳細については、SVOMのマニュアルを参照してください。
SVOMの連携先ディレクトリサービスを、SVOM同梱ディレクトリサービスからActive Directoryに変更します。
手順3でエクスポートしたユーザー情報のLDIFファイルを、Active Directory用に修正します。
cn属性の値が、手順1でエクスポートした情報内のuserIdのいずれにも一致しないエントリーを削除します。
各エントリーのdn属性の値を、変更後のディレクトリサービスのベース名に合わせて修正します。
以下の属性を削除します。
sn
uid
userPassword
ユーザーのエントリーに以下の属性を追加します。
userPrincipalName(cn属性と同じ値を指定します)
userAccountControl("512"を指定します)
unicodePwd
objectClass属性の値を修正します。
"inetOrgPerson"を"user"に修正します。
手順4で作成したLDIFファイルをActive Directoryにインポートします。
例
以下はインポートコマンドの例です。
>ldifde -i -e -k -t 636 -f csmusers.ldif <RETURN>
インポートコマンドの詳細については、Active Directoryのマニュアルを参照してください。
Cloud Services ManagementのSVOMとの通信設定を変更します。
設定内容については、"3.1.1 SVOMまたはSAML認証システムとの通信の設定"を参照してください。
Cloud Services Managementを起動します。
参照
Cloud Services Managementの起動の詳細については、"FUJITSU Software Cloud Services Management 運用ガイド"の"起動/停止"を参照してください。
Active DirectoryからSVOM同梱ディレクトリサービスに変更する場合
参照
手順3の詳細についてはActive Directoryのマニュアルを参照してください。
手順4、5、6の詳細については、SVOMのマニュアルを参照してください。
ユーザー操作コマンドで、Cloud Services Managementの全ユーザーの詳細情報をエクスポートします。
ユーザー操作コマンドについては、"FUJITSU Software Cloud Services Management 運用ガイド"の"ユーザー操作コマンド"を参照してください。
Cloud Services Managementを停止します。
Cloud Services Managementの停止の詳細については、"FUJITSU Software Cloud Services Management 運用ガイド"の"起動/停止"を参照してください。
Active Directoryに登録されているユーザー情報をLDIF形式でエクスポートします。
例
以下はエクスポートコマンドの例です。
>ldifde -f csmusers.ldif <RETURN>
参照
エクスポートコマンドの詳細については、Active Directoryのマニュアルを参照してください。
SVOMの連携先ディレクトリサービスを、Active DirectoryからSVOM同梱ディレクトリサービスに変更します。
手順3でエクスポートしたユーザー情報のLDIFファイルを、SVOM同梱ディレクトリサービス用に修正します。
cn属性の値が、手順1でエクスポートした情報に含まれるuserIdのいずれにも一致しないエントリーを削除します。
各エントリーのdn属性の値を、変更後のディレクトリサービスのベース名に合わせて修正します。
下記以外の属性を削除します。
dn
objectClass
cn
changetype
ユーザーのエントリーに以下の属性を追加します。
sn(cnと同じ値を指定します)
uid(cnと同じ値を指定します)
userPassword
objectClass属性の値を修正します。
"user"を"inetOrgPerson"に修正します。
手順4で作成したLDIFファイルをSVOM同梱ディレクトリサービスにインポートします。
例
以下はインポートコマンドの例です。
>ldapmodify -h localhost:1473 -f csmusers.ldif -D "uid=admin,ou=system" -w password -c <RETURN>
参照
インポートコマンドの詳細については、SVOMのマニュアルを参照してください。
Cloud Services ManagementのSVOMとの通信設定を変更します。
設定内容については、"3.1.1 SVOMまたはSAML認証システムとの通信の設定"を参照してください。
Cloud Services Managementを起動します。
Cloud Services Managementの起動の詳細については、"FUJITSU Software Cloud Services Management 運用ガイド"の"起動/停止"を参照してください。