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Cloud Storage Gateway V1.1.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

2.4 キャッシュ用ストレージプールへのローカルストレージの割当て

以下の手順で、キャッシュ用ストレージプール(名前は“CsgStoragePool”で固定)にローカルストレージを割り当てます。

注意

以下の手順はVMware vSphere、Hyper-Vおよびニフクラ環境の例です。KVMおよびFUJITSU Cloud Service for OSSの場合は、“/dev/sdX”を“/dev/vdX”に読み替える必要があります。

  1. 管理者アカウント(administrator)を使用して、本製品のコンソールにログインします。

  2. 以下のコマンドを実行して、「2.2 仮想アプライアンスのデプロイ」で追加したキャッシュ領域用の仮想ディスクが認識されていることを確認します。
    以下の例では、追加した仮想ディスクが“/dev/sdb”として認識されています。

    # csgadm storagepool diskscan
      /dev/sda1 [     953.00 MiB]
      /dev/sda2 [      27.94 GiB]
      /dev/sda3 [      27.94 GiB]
      /dev/sda5 [      27.94 GiB]
      /dev/sda6 [       3.72 GiB]
      /dev/sdb  [     100.00 GiB]
      1 disk
      5 partitions
      0 LVM physical volume whole disks
      0 LVM physical volumes
  3. 以下のコマンドを実行して、キャッシュ用ストレージプールにローカルストレージを割り当てます。

    # csgadm storagepool create -disk /dev/sdb
  4. 以下のコマンドを実行して、キャッシュ用ストレージプールにローカルストレージが割り当てられたことを確認します。

    # csgadm storagepool show
      PV         VG             Fmt  Attr PSize      PFree
      /dev/sdb   CsgStoragePool lvm2 a--  102396.00m 102396.00m
    
      VG             #PV #LV #SN Attr   VSize      VFree
      CsgStoragePool   1   0   0 wz--n- 102396.00m 102396.00m

参考

キャッシュ用ストレージプールを削除するには、以下のコマンドを実行します。

# csgadm storagepool remove

ストレージプール内にキャッシュが存在しない場合だけ、ストレージプールを削除できます。キャッシュの削除方法は、「7.1.2 データストアの削除」を参照してください。
ストレージプールにキャッシュが存在している場合、csgadm storagepool showコマンドでは以下のように表示されます。

# csgadm storagepool show
  PV         VG             Fmt  Attr PSize     PFree
  /dev/sdb   CsgStoragePool lvm2 a--  61436.00m 10236.00m

  VG             #PV #LV #SN Attr   VSize     VFree
  CsgStoragePool   1   1   0 wz--n- 61436.00m 10236.00m

  LV   VG             Attr       LSize     Pool Origin Data%  Meta%  Move Log Cpy%Sync Convert
  ds1  CsgStoragePool -wi-ao---- 51200.00m

注意

システムダウンやシステムの異常でデータストアの作成に失敗すると、ストレージプール内にキャッシュが残る場合があります。「7.1.2データストアの削除」の手順でキャッシュの削除ができない場合、以下のコマンドで強制的にストレージプールを削除してください。

csgadm storagepool remove -force