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Cloud Storage Gateway V1.1.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

2.2.2 KVM環境へのデプロイ

DVDメディアに含まれるtar.gzファイルを使用してデプロイします。手順は、以下のとおりです。

  1. KVMホストの任意のディレクトリへtar.gzファイルを転送し、転送したtar.gzファイルを展開します。

    # tar xzvf CSG_v110_kvm.tar.gz
    CSG_v110_kvm/
    CSG_v110_kvm/CSG_v110_kvm.qcow2
    CSG_v110_kvm/CSG_v110_kvm.xml
  2. 展開されたディレクトリに含まれるファイルをそれぞれ所定の場所にコピーします。

    # cp CSG_v110_kvm.qcow2 /var/lib/libvirt/images
    # cp CSG_v110_kvm.xml /etc/libvirt/qemu

    同じKVMホストに本製品を複数デプロイする場合は、ファイル名を変更してコピーしてください。

    # cp CSG_v110_kvm.qcow2 /var/lib/libvirt/images/CSG_v110_kvm2.qcow2
    # cp CSG_v110_kvm.xml /etc/libvirt/qemu/CSG_v110_kvm2.xml

    そして、コピー先のxmlファイルについて、以下の2箇所をテキストエディタで変更してください。
    変更箇所:

    <name>CSG_v110_kvm</name>
    <source file='/var/lib/libvirt/images/CSG_v110_kvm.qcow2'/>

    変更例:

    <name>CSG_v110_kvm2</name>
    <source file='/var/lib/libvirt/images/CSG_v110_kvm2.qcow2'/>
  3. xmlファイルを指定して本製品のVAイメージを登録します。

    # virsh define /etc/libvirt/qemu/CSG_v110_kvm.xml

    手順2でファイル名を変更していた場合は、そのファイル名を指定してください。

    # virsh define /etc/libvirt/qemu/CSG_v110_kvm2.xml
  4. [仮想マシンマネージャー]をクリックし、仮想マシンマネージャーを開きます。

  5. 仮想マシンマネージャー上で本製品のVAイメージを選択し、[開く]ボタンをクリックします。

  6. 仮想マシン画面の[表示]メニューから[詳細]を選択します。

  7. 仮想マシンの詳細画面で[NIC]を選択し、接続する仮想ネットワークまたはホストデバイスを選択して、[適用]ボタンをクリックします。

  8. 複数ネットワーク構成の場合は、[ハードウェアを追加]をクリックし、「新しい仮想ハードウェアを追加」ダイアログで「ネットワーク」を選択します。本製品を接続する仮想ネットワークまたはホストデバイスを選択して、「デバイスのモデル」に“virtio”を指定し、[完了]をクリックします。

  9. A.1 仮想アプライアンス仕様」を参照し、必要に応じて仮想CPU数およびメモリサイズを変更します。

  10. 2.1.2 キャッシュの容量」で見積もったキャッシュ領域用の仮想ディスクを追加します。仮想マシンの詳細画面で[ハードウェアを追加]をクリックし、「新しい仮想ハードウェアを追加」ダイアログで“ ストレージ”をクリックします。

  11. 「カスタムストレージの選択または作成」を選択し、ストレージボリュームを追加します。「ストレージボリュームを追加」ダイアログでフォーマットを“raw”に設定し、最大容量をキャッシュ用領域の見積値に変更します。

  12. 「新しいハードウェアを追加」ダイアログに戻り、[バスの種別]を“VirtIO”に設定します。

  13. [完了]ボタンをクリックします。