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Linkexpress Replication optionV5.0L21 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

3.8 lxrpomkdefコマンド

[名称]

定義ファイル作成コマンド

[抽出対象データベース]

Oracle

[形式]

抽出定義の定義ファイルを作成する場合
lxrpomkdef  -k  CRE
           [  -D { { SYMFOPGS | ENTERPGS } -port ポート番号1 [ , ポート番号2 ]
           [  -u  ユーザ名  [  -w  ]  ] 
           [ -host ホスト名1,ホスト名2 ]
           [  -sslmode { disable | allow | prefer | require | verify-ca | verify-full } ]
           [ -sslservercertcn  サーバ群の共通証明書のCN名 ]| SYMFO  } ]
            -r  抽出定義名
            -d  データベース名.スキーマ名.表名
           [  -f  出力先ディレクトリパス名  ]
DBサービス定義の定義ファイルを作成する場合
lxrpomkdef  -k  GEN
            -D  { { SYMFOPGS | ENTERPGS } -port ポート番号1 [ , ポート番号2 ]   
           [  -u  ユーザ名  [  -w  ]  ]
           [-host ホスト名1,ホスト名2] 
           [  -sslmode { disable | allow | prefer | require | verify-ca | verify-full } ]
           [ -sslservercertcn  サーバ群の共通証明書のCN名 ] | SYMFO  }
            -r  INTABLE識別名
            -d  データベース名.スキーマ名.表名
           [  -f  出力先ディレクトリパス名  ]
レプリケーション用に業務定義の定義ファイルを作成する場合
lxrpomkdef  -k  WRK
            -n  業務名
            -m  {  DIFF  |  ALL  }
            -p  {  PUSH  |  PULL  }
            [  -t  情報ファイル名  ]
            [  -f  出力先ディレクトリパス名  ]

[機能説明]

[オプションの意味]

-k { CRE | GEN | WRK }

作成する定義ファイルの種類を指定します。

CRE:抽出定義の定義ファイルを作成する場合に指定します。

GEN:DBサービス定義の定義ファイルを作成する場合に指定します。

WRK:業務定義の定義ファイルを作成する場合に指定します。


-D { SYMFOPGS | ENTERPGS | SYMFO }

複写先データベースの種類を指定します。

  • SYMFOPGS:定義ファイルの対象とするデータベースがSymfoware Server(Openインタフェース)であることを意味します。

  • ENTERPGS:定義ファイルの対象とするデータベースがSymfoware Server(Postgres)またはEnterprise Postgresであることを意味します。

  • SYMFO:定義ファイルの対象とするデータベースがSymfoware Server(Nativeインタフェース)であることを意味します。

本オプションを省略した場合には、Symfoware Server(Nativeインタフェース)が指定されたものとみなします。


-port ポート番号 [, ポート番号2 ]

接続するSymfoware ServerまたはEnterprise Postgresのデータベースクラスタのpostgresql.confに指定したportパラメタの値を指定します。本オプションを省略した場合には、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresへの接続はポート番号を指定せずに行われます。データベースへの接続に関する詳細については、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのマニュアルを参照してください。複写先がDBミラーリングシステムに接続する場合は、構成するデータベースサーバのポート番号を全て指定します。hostオプションのn番目に指定したサーバのポート番号は、portオプションのn番目に指定してください。

本オプションは複写先データベースの種類に“SYMFOPGS” または“ENTERPGS”を選択した場合に指定します。


-u ユーザ名

本コマンドがSymfoware ServerまたはEnterprise Postgresに接続するユーザの名前を63バイト以内の文字列で指定します。ユーザには指定したデータベースへのCONNECT権限が付与されている必要があります。

このオプションを指定すると、パスワードの入力を促すプロンプトが表示され、100バイト以内の文字列のパスワードが入力できます。ただし、本オプションを指定してバッチファイルやシェルスクリプトからコマンドを実行する場合には、-wオプションも合わせて指定してください。

本オプションを省略した場合は、コマンド実行時のOSのユーザ名が指定されたものとみなされます。

本オプションは複写先データベースの種類に“SYMFOPGS” または“ENTERPGS”を選択した場合に指定します。


-w

パスワードの入力を促しません。本オプションを指定した場合には、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresへの接続はパスワードを指定せずに行われます。パスワード認証に関する詳細については、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのマニュアルを参照してください。


-host ホスト名1,ホスト名2

複写先がDBミラーリングシステムの場合、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresにおけるプライマリサーバとスタンバイサーバのホスト名をカンマ区切りで指定します。hostオプションのn番目に指定したサーバのポート番号は、portオプションのn番目に指定してください。データベースへの接続に関する詳細については、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのマニュアルを参照してください。
本オプションは複写先データベースの種類に“SYMFOPGS” または“ENTERPGS”を選択した場合に指定します。


-sslmode { disable | allow | prefer | require | verify-ca | verify-full }

Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresに接続する際の通信データを暗号化する場合に設定します。本オプションを省略した場合、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresの暗号化設定に従って接続します。データベースへの接続に関する詳細については、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのマニュアルを参照してください。
本オプションは複写先データベースの種類に“SYMFOPGS” または“ENTERPGS”を選択した場合に指定します。
disable:非SSLで接続します。

allow:非SSLで接続し、失敗したらSSLで接続します。

prefer:SSLで接続し、失敗したら非SSLで接続します。

require:必ずSSLで接続します。

verify-ca:SSLで接続し、信頼できるCAから発行された証明書を使用します。

verify-full:SSLで接続し、信頼できるCAから発行された証明書を使用してサーバのホスト名が証明書と一致するかを検証します。


-sslservercertcn CN名

DBミラーリングシステムに対して、証明書を使用してSSL接続を行う場合、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresサーバ群の共通証明書のCN名を64バイト以内で指定します。データベースへの接続に関する詳細については、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのマニュアルを参照してください。
本オプションは複写先データベースの種類に“SYMFOPGS” または“ENTERPGS”を選択した場合に指定します。


-r { 抽出定義名 | INTABLE識別名 }

抽出定義名:抽出定義の定義ファイルを作成する場合に指定します。

INTABLE識別名:DBサービス定義の定義ファイルを作成する場合に指定します。


-d データベース名.スキーマ名.表名

データベース名、スキーマ名、表名をピリオド“.”で区切り指定します。


-t 情報ファイル名

情報ファイル名を214バイト以内の絶対パスで指定します。
-kオプションを指定した場合に指定します。
情報ファイルの記述形式は、“3.8.1 情報ファイルの記述形式”を参照してください。


-f 出力先ディレクトリパス名

本コマンドで作成するファイルの出力先パス名を絶対パス名で指定します。
ディレクトリパス名の長さは、最大214バイトです。
空白を含むディレクトリパス名は指定できません。
ディレクトリパスは、事前に作成しておく必要があります。
コマンド実行者は、ディレクトリパスにファイルを作成する権限が必要です。
本オプションを省略した場合、本コマンドを実行したディレクトリに定義ファイルを作成します。
作成したファイルのファイル名は以下のようになります。
  

-n 業務名

作成するレプリケーション業務の業務名を指定します。


-m { DIFF | ALL }

レプリケーションの運用形態を指定します。

DIFF:一括差分複写業務

ALL :全複写業務


-p { PUSH | PULL }

レプリケーション業務の業務形態を指定します。

PUSH:押出型業務

PULL:取込み型業務

[注意事項]

[復帰値]

0:正常終了

1:異常終了