複写元システムのセットアップ手順について説明します。
サーバ管理者がLinkexpressおよびLinkexpress Replication optionのインストール作業を行います。
参照
Linkexpressのインストールの方法については、Linkexpressの“ソフトウェア説明書”を参照してください。
Linkexpress Replication optionのインストールの方法については、“インストールガイド”を参照してください。
サーバ管理者が以下の手順でLinkexpressをセットアップします。
Linkexpressのサービス名とポート番号の登録
SERVICESファイル(Windowsシステムのインストールディレクトリ\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\SERVICES)に以下を登録します。
lnkexpb 9362/tcp lnkexpc 9363/tcp lnkexpf 9364/tcp
host情報の登録
HOSTSファイル(Windowsシステムのインストールディレクトリ\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\HOSTS)に複写先サーバのIPアドレスとホスト名を登録します。
IPアドレス repsvr
Linkexpressの起動
Linkexpressを起動します。
> lxstrsys -m c
データベースの管理者が以下の手順でLinkexpress Replication optionをセットアップします。
動作環境ファイルの作成
レプリケーションの動作環境ファイルのサンプルをLinkexpress Replication optionのインストール先(c:\Replication\SAMPLE\SYMFOPGS\lnkrep.cfg)よりコピーして、動作環境ファイル(c:\lnkrep\lnkrep.cfg)を作成し、OSのテキストエディタ等により編集します。
PGPORT = Symfoware Serverのデータベースクラスタのポート番号 WINSERVICE_NAME_SUFFIX = Service1 DEFMNGPATH = c:\lnkrep\defmng PGS_VERSION = 905
作成したファイルは、レプリケーションを構築するデータベースの管理者および表の作成者が参照できるOSの権限を付与します。
レプリケーションサービスの登録
レプリケーションサービスをWindowsサービスに登録します。
コマンドを実行するとWindowsサービスを開始するためのユーザアカウント情報および、Symfoware Serverへの接続情報の入力が促されるため、表示に従って入力します。
>lxrepwinsrv -R Username and Password to start Windows Service Username (default: SYSTEM ) : postgres<Enter> Password : ****** <Enter> Re-enter Password : ****** <Enter> Username for connecting to Symfoware Server Username (default: postgres) : <Enter>
レプリケーションサービスの開始
レプリケーションサービスを開始します。
> lxrepstr
対象データベースへのレプリケーション資源の作成
レプリケーションを行うデータベースに対して、レプリケーションの資源であるレプリケーションオブジェクトスキーマを作成します。
> lxrepobjscm -G -d orderdb
レプリケーション資源の作成確認
対象データベースにレプリケーションオブジェクトスキーマが正しく作成されていることを、コマンドの表示結果から、該当するデータベース名の行が出力されていることで確認します。
> lxrepobjscm -V # Replication Object Schema Information DATABASE CREATED TIME TABLESPACE1 TABLESPACE2 ADVISORY LOCK KEY orderdb 2013/01/28 09:30:39 default default -570425344