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Linkexpress Replication optionV5.0L21 スタートガイド
FUJITSU Software

3.1.2 複写元システムのセットアップ

複写元システムのセットアップ手順について説明します。

3.1.2.1 インストール

サーバ管理者がLinkexpressおよびLinkexpress Replication optionのインストール作業を行います。

参照

  • Linkexpressのインストールの方法については、Linkexpressの“ソフトウェア説明書”を参照してください。

  • Linkexpress Replication optionのインストールの方法については、“インストールガイド”を参照してください。

3.1.2.2 Linkexpressのセットアップ

サーバ管理者が以下の手順でLinkexpressをセットアップします。

  1. Linkexpressのサービス名とポート番号の登録
    SERVICESファイル(Windowsシステムのインストールディレクトリ\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\SERVICES)に以下を登録します。

    lnkexpb         9362/tcp
    lnkexpc         9363/tcp
    lnkexpf         9364/tcp
  2. host情報の登録
    HOSTSファイル(Windowsシステムのインストールディレクトリ\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\HOSTS)に複写先サーバのIPアドレスとホスト名を登録します。

    IPアドレス          repsvr
  3. Linkexpressの起動
    Linkexpressを起動します。

    > lxstrsys -m c

3.1.2.3 Linkexpress Replication optionのセットアップ

データベースの管理者が以下の手順でLinkexpress Replication optionをセットアップします。

  1. 動作環境ファイルの作成
    レプリケーションの動作環境ファイルのサンプルをLinkexpress Replication optionのインストール先(c:\Replication\SAMPLE\SYMFOPGS\lnkrep.cfg)よりコピーして、動作環境ファイル(c:\lnkrep\lnkrep.cfg)を作成し、OSのテキストエディタ等により編集します。

    PGPORT = Symfoware Serverのデータベースクラスタのポート番号
    WINSERVICE_NAME_SUFFIX = Service1
    DEFMNGPATH = c:\lnkrep\defmng
    PGS_VERSION = 905

    作成したファイルは、レプリケーションを構築するデータベースの管理者および表の作成者が参照できるOSの権限を付与します。

  2. レプリケーションサービスの登録
    レプリケーションサービスをWindowsサービスに登録します。
    コマンドを実行するとWindowsサービスを開始するためのユーザアカウント情報および、Symfoware Serverへの接続情報の入力が促されるため、表示に従って入力します。

    >lxrepwinsrv -R
    Username and Password to start Windows Service
      Username (default: SYSTEM ) : postgres<Enter>
      Password : ****** <Enter>
      Re-enter Password : ****** <Enter>
    Username for connecting to Symfoware Server
      Username (default: postgres) : <Enter>
  3. レプリケーションサービスの開始
    レプリケーションサービスを開始します。

    > lxrepstr
  4. 対象データベースへのレプリケーション資源の作成
    レプリケーションを行うデータベースに対して、レプリケーションの資源であるレプリケーションオブジェクトスキーマを作成します。

    > lxrepobjscm -G -d orderdb
  5. レプリケーション資源の作成確認
    対象データベースにレプリケーションオブジェクトスキーマが正しく作成されていることを、コマンドの表示結果から、該当するデータベース名の行が出力されていることで確認します。

    > lxrepobjscm -V
    # Replication Object Schema Information
    DATABASE               CREATED TIME           TABLESPACE1    TABLESPACE2    ADVISORY LOCK KEY
    orderdb                2013/01/28 09:30:39    default        default        -570425344