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Linkexpress Replication optionV5.0L21 スタートガイド
FUJITSU Software

3.1.1 事前準備

事前準備について説明します。

3.1.1.1 ディスク容量の確保

レプリケーションを構築するために必要なディスクをサーバ管理者が事前に準備します。必要な容量は、表に格納されているデータ量や単位時間辺りの差分データ量に依存しますが、本モデルでは約2.5Gバイト以上必要です。

3.1.1.2 ディレクトリの作成

確保したディスクに以下のディレクトリをOSのコマンドにより作成します。

c:\lnkrep
c:\lnkrep\defmng

これらのディレクトリには、レプリケーションを構築するデータベースの管理者および表の作成者に対して、ディレクトリやファイルを作成および削除できるOSの権限を付与します。

権限を付与するには、次の操作を実施します。
AdministratorユーザでWindowsにログインした後、ディレクトリのプロパティを開き、[セキュリティ]タブ内の[編集]ボタンを押します。データベースの管理者および表の作成者のユーザ名、または[Users]のグループを選択します。[アクセス許可]欄の[変更]の[許可]にチェックを入れて、[OK]ボタンを押します。

3.1.1.3 両システムでのデータベース環境の確認

データベースの管理者が複写元システムおよび複写先システムで以下が行われていることを確認します。

3.1.1.4 環境変数の設定

サーバ管理者およびデータベースの管理者が実行するコマンドプロンプトに対して、以下の環境変数を追加で設定します。

複写元システムでは、レプリケーションサービスを開始するユーザ名に対し、ユーザ環境変数PATHに指定値(注)を追加してください。

このユーザ名は“3.1.2.3 Linkexpress Replication optionのセットアップ”の“2.レプリケーションサービスの登録”において指定するユーザアカウント名です。

ユーザ環境変数を編集するには、レプリケーションサービスを開始するユーザ名でWindowsにログオンします。Windowsのコントロールパネルから[システム]をクリックし、[システムの詳細設定]をクリックします。[システムのプロパティ]が表示されますので、[詳細設定]のタブを選択後、[環境変数]のボタンをクリックしてください。

システム環境変数に指定値(注)を設定すると、データベースの運用に不具合が発生する場合がありますので、ユーザ環境変数に設定することを強く推奨します。

注)下記表の環境変数PATHの指定内容を参照してください。

環境変数

指定値

LXREPCONFIG

c:\lnkrep\lnkrep.cfg

PATH

Enterprise Postgres Clientのインストール先\lib; Enterprise Postgres Clientのインストール先\bin
(注)

注) Enterprise Postgres クライアントパッケージ (64bit製品)のインストール先を指定してください。