Systemwalker Runbook Automationを使用した運用を開始すると、プロセスインスタンス情報などがプロセス管理用データベースに蓄積され、データベース使用領域が徐々に増加していきます。
不要になったプロセスインスタンス情報は、削除することでデータベースから消去できますが、プロセスインスタンス情報を削除しても、削除したレコードは再利用されるためデータベースの物理的な領域サイズは減少しません。そのため、定期的にプロセス管理用データベースをメンテナンスすることを推奨します。
実行に必要な権限
【Windows】
Administrator権限が必要です。管理者として実行する必要があります。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)の権限が必要です。
メンテナンス手順
以下の手順で、プロセス管理用データベースをメンテナンスします。
Systemwalker Runbook Automationの停止
以下のコマンドを使用して、Systemwalker Runbook Automationを停止します。
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストール先]\SWRBAM\bin\swrba_stop
【Linux】
/opt/FJSVswrbam/bin/swrba_stop
プロセス管理用データベースの起動
以下のコマンドを使用して、プロセス管理用データベースを起動します。
【Windows】
net start "Systemwalker Runbook Automation DB Service"
【Linux】
su swrbadbuser -c "/opt/FJSVswrbam/FJSVpgs/bin/pg_ctl -w start -D プロセス管理用のデータベース格納先ディレクトリ"
データベースの不要領域の回収
以下のコマンドを使用して、データベースの不要領域を回収します。
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストール先]\fjsvpgs\bin\psql -h localhost -p プロセス管理用のデータベースのポート番号 -U プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント -d IBPMDB -c "CLUSTER;"
【Linux】
/opt/FJSVswrbam/FJSVpgs/bin/psql -h localhost -p プロセス管理用のデータベースのポート番号 -U プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント -d IBPMDB -c "CLUSTER;"
パスワードを入力する必要があります。セットアップ時に指定したプロセス管理用データベースへのアクセスアカウントのパスワードを指定してください。
注意
必ずSystemwalker Runbook Automationが停止している状態で実施してください。
不要領域が多い場合は、回収処理が長時間になる場合があります。
データベースの統計情報の更新
以下のコマンドを使用して、データベースの統計情報を更新します。
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストール先]\fjsvpgs\bin\psql -h localhost -p プロセス管理用のデータベースのポート番号 -U プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント -d IBPMDB -c "ANALYZE;"
【Linux】
/opt/FJSVswrbam/FJSVpgs/bin/psql -h localhost -p プロセス管理用のデータベースのポート番号 -U プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント -d IBPMDB -c "ANALYZE;"
パスワードを入力する必要があります。セットアップ時に指定したプロセス管理用データベースへのアクセスアカウントのパスワードを指定してください。
注意
コマンド実行後、以下のようなWarningが出力されます。これはPostgreSQLの管理テーブルの統計情報の更新を実施していないことを示すものであり、問題はありません。
WARNING: skipping "pg_authid" --- only table or database owner can analyze it |
Systemwalker Runbook Automationの起動
以下のコマンドを使用して、Systemwalker Runbook Automationを起動します。
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストール先]\SWRBAM\bin\swrba_start
【Linux】
/opt/FJSVswrbam/bin/swrba_start