Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド

8.4.2 管理サーバのホスト名/IPアドレスの変更

管理サーバを運用しているサーバのIPv6アドレスを変更する場合

管理サーバを運用しているサーバのIPv6アドレスだけを変更する場合、本項に示す手順は不要です。ただし、連携サーバ/中継サーバで、変更したIPv6アドレスを管理サーバの接続情報として設定している場合、連携サーバ/中継サーバの設定変更が必要です。詳細は、“8.4.3 連携サーバ/中継サーバのホスト名/IPアドレスの変更”を参照してください。

管理サーバを運用しているサーバのホスト名またはIPv4アドレスを変更する場合

管理サーバを運用しているサーバのホスト名またはIPv4アドレスを変更する場合には、以下に示す作業を実施する必要があります。

ポイント

• 本作業を実施する前に、異常発生に備えて事前にバックアップを取得することを推奨します。バックアップの方法については“8.3 バックアップ・リストア”を参照してください。

• 管理サーバを運用しているサーバのホスト名/IPアドレス変更に合わせて、連携サーバ/中継サーバの設定を変更する必要があります。詳細は、“8.4.3 連携サーバ/中継サーバのホスト名/IPアドレスの変更”を参照してください。

• 管理サーバを運用しているサーバに、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker Operation Managerを導入して運用している場合、これらの製品のホスト名/IPアドレス変更を合わせて実施する必要があります。詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”および“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”を参照してください。なお、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”に記載されているInterstageのシステム情報の移出/移入は実施不要です。

1. Windowsの場合、以下の手順を実施してSystemwalker Runbook Automationのサービスの自動起動設定を手動に設定します。

   1. [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]を起動します。

   2. 以下のサービスを選択し、プロパティを開き、スタートアップの種類を“手動”に変更します。

      • Systemwalker Runbook Automation Manager Base

      • Systemwalker Runbook Automation Manager

2. Systemwalker Runbook Automationを停止します。

   【Windows】

   1. 以下のコマンドを実行します。

      [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストール先]\SWRBAM\bin\swrba_stop

   2. 管理者権限を持つユーザーでWindows(R)サービス機能を利用して、以下の順にサービスを停止します。

      1. Systemwalker Runbook Automation Manager Base

      2. FUJITSU PCMI(isje6-STFRBAFJJAVAEE)

      3. Systemwalker Runbook Automation HTTP Server

   【Linux】

   1. 以下のコマンドを実行します。

      /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_stop

   2. 以下のコマンドを実行します。

      [Red Hat Enterprise Linux 7 の場合]

      systemctl stop FJSVswrba_base.service

      [Red Hat Enterprise Linux 6 の場合]

      service FJSVswrba_base stop

3. OSの操作方法に従い、管理サーバを運用しているサーバのホスト名/IPアドレスを変更します。

   ポイント

   • Windowsの場合、サーバのホスト名変更に伴いサーバの再起動が必要になります。Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバがインストールされている場合、再起動後に以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerのすべての機能を停止してください。

     [Systemwalker Centric Managerのインストール先]\MPWALKER.DM\bin\pcentricmgr /a

4. ホスト名/IPアドレス変更コマンドを実行します。

   【Windows】

   [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストール先]\SWRBAM\bin\swrba_chghostinf -h 変更前ホスト名,変更後ホスト名 -i 変更前IPアドレス,変更後IPアドレス

   【Linux】

   /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_chghostinf -h 変更前ホスト名,変更後ホスト名 -i 変更前IPアドレス,変更後IPアドレス

   swrba_chghostinfコマンドの詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“swrba_chghostinf (ホスト名/IPアドレス変更コマンド)”を参照してください。

5. Windowsの場合、以下の手順を実施してSystemwalker Runbook Automationのサービスの自動起動設定を自動に設定します。

   1. [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]を起動します。

   2. 以下のサービスを選択し、プロパティを開き、スタートアップの種類を“自動”に変更します。

      • Systemwalker Runbook Automation Manager Base

      • Systemwalker Runbook Automation Manager

6. Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバがインストールされている場合、Systemwalker Centric Managerを起動します。

   【Windows】

   [Systemwalker Centric Managerインストール先]\MPWALKER.DM\bin\scentricmgr /a

   【Linux】

   /opt/systemwalker/bin/scentricmgr -a

7. Systemwalker Runbook Automationを起動します。

   【Windows】

   1. 管理者権限を持つユーザーでWindows(R)サービス機能を利用して、以下のサービスを起動します。

      • Systemwalker Runbook Automation Manager Base

   2. 以下のコマンドを実行します。

      [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストール先]\SWRBAM\bin\swrba_start

   【Linux】

   1. 以下のコマンドを実行します。

      [Red Hat Enterprise Linux 7 の場合]

      systemctl start FJSVswrba_base.service

      [Red Hat Enterprise Linux 6 の場合]

      service FJSVswrba_base start

   2. 以下のコマンドを実行します。

      /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_start

注意

• 管理サーバに登録したメールサーバ(SMTPサーバ)の情報は、本手順では変更できません。管理サーバを運用しているサーバにメールサーバを構築して運用している場合、“8.4.1 管理サーバに登録したメールサーバの情報変更”を実施する必要があります。