セットアップを実行する場合の注意事項について説明します。
セットアップを実行する環境について
セットアップを実行する環境について、以下の項目を確認してください。
Systemwalker Runbook Automationがインストール済みであることを確認してください。
管理者権限を保持したユーザーでログインしていることを確認してください。
セットアップ時には、SELinuxを一時的に無効にしてください。
アンセットアップする時、セットアップした時のログインIDが必要となります。
Systemwalker Runbook AutomationのWebコンソールは、デフォルトでは標準的なWebサーバのポートである80番を使用します。そのため、Internet Information Service(IIS)など他に80番ポートを使用するソフトウェアがすでにインストールされている場合、重複する可能性があります。この場合、あらかじめ他に80番ポートを使用するソフトウェアのポート番号を変更しておくか、Systemwalker Runbook Automationのセットアップ時にポート番号が重複しないように指定してください。
CMDBを利用する製品がすでにインストールされている場合、そのCMDBデータベースの格納先ディレクトリを共有して利用します。
管理サーバに複数のIPアドレスが付与されて、その一部のIPアドレスが運用開始後に自動的に変化する環境では、Systemwalker Runbook Automationによる自動運用ができません。一部のIPアドレスが運用開始後に自動的に変化する環境の例は以下のとおりです。
DHCPによりIPアドレスが自動割り当てされる環境
取り外し可能なUSBのネットワーク・インターフェース装置を使用した環境
セットアップを実行することで登録されるOSのユーザーについて
Systemwalker Runbook Automationは、セットアップ実行時にOSのユーザーとして以下のユーザーを登録します。
【Windows】
ユーザー名 | 備考 |
---|---|
swrbadbuser | swrbadbuserは、プロセス管理用のデータベースサービスを起動するためのOSアカウントとして使用されます。 |
swrbajobuser | swrbajobuserは、Systemwalker Runbook Automationのジョブ実行制御のサービスを起動するためのOSアカウントとして使用されます。 |
注意事項を以下に示します。
ユーザー名は固定値であり、変更できません。
セットアップの前に、OSにユーザーが登録されていないことを確認してください。
セットアップの前に、すでにOSにユーザーが登録されている場合はユーザーを削除してください。
管理サーバのセットアップを完了した状態でこのユーザーを削除しないでください。
セキュリティ対策として、運用開始までにOSのユーザーのパスワードを変更してください。また、運用中も定期的にパスワードを変更することを推奨します。パスワードの変更方法については、“8.7 Systemwalker Runbook Automationが使用するOSユーザーのパスワード変更”を参照してください。