システムの処理
転記の規則に従ってデータの切捨てを行い、UNSTRING文の処理を続行します。
プログラマーの処置
$1にはエラーを検出したデータの番号が設定されます。
UNSTRING文により分解した文字列が、対応する受取り側項目の大きさを超えているため、転記の規則に従いデータを切り捨てました。切捨てが発生した受取り側項目の大きさを修正し、再実行してください。
プログラムを修正せず、このメッセージを抑止する場合には、環境変数情報CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGEを使用してください。
環境変数情報CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGEについては、以下を参照してください。
[Solaris]
“NetCOBOL 使用手引書”の“27.5.1 CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGE (CSV形式データ操作時のメッセージ抑止指定)”
[Solaris64][LinuxIPF]
“NetCOBOL 使用手引書”の“21.5.1 CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGE (CSV形式データ操作時のメッセージ抑止指定)”
[Linux64]
“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“C.1.14 CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGE (CSV形式データ操作時のメッセージ抑止指定)”
メッセージに埋め込まれた番号と、実際のデータ項目との関係は以下の例を参考にしてください。
例
以下に示すUNSTRING文の実行で、受取り側項目である"所属"の転記に失敗した場合、メッセージに埋め込まれる番号は「4」となります。
文
UNSTRING 従業員データ(1:FUNCTION STORED-CHAR-LENGTH(従業員データ)) INTO 従業員 BY CSV-FORMAT.
データ定義
77 従業員データ PIC X(80) VALUE "8701,富士通太郎,38,営業部,7551-4535". 01 従業員. 02 従業員番号 PIC 9(6). 02 氏名 PIC N(10). 02 年齢 PIC 9(2). 02 所属 PIC N(2). *> "営業部"を転記するため、メッセージを出力します. 02 内線 PIC X(10).