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NetCOBOL V12.1 メッセージ集
FUJITSU Software

3.3.66 JMP0263I-W

UNSTRING文の実行で、$1番目のデータ転記中にデータの切捨てが発生しました.

システムの処理

転記の規則に従ってデータの切捨てを行い、UNSTRING文の処理を続行します。

プログラマーの処置

$1にはエラーを検出したデータの番号が設定されます。

UNSTRING文により分解した文字列が、対応する受取り側項目の大きさを超えているため、転記の規則に従いデータを切り捨てました。切捨てが発生した受取り側項目の大きさを修正し、再実行してください。


プログラムを修正せず、このメッセージを抑止する場合には、環境変数情報CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGEを使用してください。

環境変数情報CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGEについては、以下を参照してください。

  • [Solaris]
    “NetCOBOL 使用手引書”の“27.5.1 CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGE (CSV形式データ操作時のメッセージ抑止指定)”

  • [Solaris64][LinuxIPF]
    “NetCOBOL 使用手引書”の“21.5.1 CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGE (CSV形式データ操作時のメッセージ抑止指定)”

  • [Linux64]
    “NetCOBOL ユーザーズガイド”の“C.1.14 CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGE (CSV形式データ操作時のメッセージ抑止指定)”

メッセージに埋め込まれた番号と、実際のデータ項目との関係は以下の例を参考にしてください。

以下に示すUNSTRING文の実行で、受取り側項目である"所属"の転記に失敗した場合、メッセージに埋め込まれる番号は「4」となります。

  •   UNSTRING 従業員データ(1:FUNCTION STORED-CHAR-LENGTH(従業員データ))
               INTO 従業員 BY CSV-FORMAT.
  • データ定義

      77 従業員データ   PIC X(80)
                        VALUE "8701,富士通太郎,38,営業部,7551-4535".
      01 従業員.
        02 従業員番号  PIC 9(6).
        02 氏名        PIC N(10).
        02 年齢        PIC 9(2).
        02 所属        PIC N(2). *> "営業部"を転記するため、メッセージを出力します.
        02 内線        PIC X(10).