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PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.5 導入運用手引書
FUJITSU Software

3.2 NetWorker のメンテナンスについて

PRIMECLUSTER の運用中は、PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker が NetWorker の監視を行っているため、NetWorker の停止を行うと、異常が発生したとみなし、NetWorker の再起動や待機ノードへの切替えが発生します。メンテナンス作業などを行う場合には、一時的に PRIMECLUSTER の保守モードを使用するか、または NetWorker リソースの監視を中断する必要があります。

PRIMECLUSTER の保守モードを使用する

運用ノードおよび待機ノードで NetWorker の監視を中断する場合、PRIMECLUSTER の保守モードを使用します。

参照

  • PRIMECLUSTER の保守モードについては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」を参照してください。

PRIMECLUSTER の保守モードを使用することで、クラスタアプリケーションを停止することなく NetWorker を停止することが可能となり、クラスタ運用を意識せずに NetWorkerの メンテナンスを行うことができます。

NetWorker リソースの監視中断

運用ノードで NetWorker リソースの監視を中断する場合は以下のコマンドを実行します。

ポイント

  • これらのコマンドを運用中のノードで実行してください。

  • userApplication はクラスタアプリケーション名、Resource は監視を中断する NetWorker リソース名を指定します。

  • クラスタアプリケーション名、リソース名については、PRIMECLUSTER の hvdisp コマンドを実行して確認してください。

参照

NetWorker リソースの監視を中断することで、クラスタアプリケーションを停止することなくNetWorker を停止することが可能となり、クラスタ運用を意識せずに NetWorkerの メンテナンスを行うことができます。この際、NetWorker のリソースの状態は常に Online となります。

NetWorker の停止

NetWorker リソースの監視中断、またはPRIMECLUSTER の保守モードを開始した状態で、NetWorker を手動で起動・停止するには以下のコマンドを使用します。