2.5.1 論理ノード名管理ファイル

論理ノード名管理ファイルは、NetWorker クライアントの論理ノード名を定義するためのファイルです。

以下の論理ノード名管理ファイルを、 vi(1) などのエディタを使用して編集します。

/opt/FJSVclntw/etc/clnwc.env

記述形式

ApplicationName, LogicalNodeName, ClusterMntFileName[, RawDeviceListFileName]

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説明

ApplicationName、LogicalNodeName、ClusterMntFileName、RawDeviceListFileName を "," (コンマ) で区切って、1行で記述します。1行は4095文字以内で記述してください。

[RawDeviceListFileName] は省略可能です。

論理ノード名は userApplication 単位に定義します。複数存在する場合、userApplication 単位に複数行で記述してください。

"#" から改行までの文字、および空白は無視されます。

論理ノード名管理ファイルのアクセス権は644に設定してください。

# chmod 644 <論理ノード名管理ファイル>

パラメーター

ApplicationName：
作成したuserApplication の名前を記述します。
省略できません。
LogicalNodeName：
引継ぎIPアドレスに関連付けた (/etc/hostsに定義した) 論理的なノード名を指定します。
省略できません。
共用ディスクをバックアップする場合、NetWorker のクライアント定義で、仮想クライアント名として、ここで定義した論理的なノード名を指定します。
ClusterMntFileName：
クラスタマウント情報ファイルのパス名をフルパスで指定します。
省略できません。
参照
クラスタマウント情報ファイルの作成方法については、"2.5.2 クラスタマウント情報ファイル" を参照してください。
RawDeviceListFileName：
raw デバイスパスリストファイルのパス名をフルパスで指定します。
共用ディスク上にバックアップ対象となる raw デバイスが存在する場合に記述します。
共用ディスク上にバックアップ対象となる raw デバイスが存在しない場合は、記述する必要はありません。
参照
raw デバイスパスリストファイルの作成方法については、"2.5.3 raw デバイスパスリストファイル" を参照してください。

例

記述例

# Logical Node Name Management File
# All Rights Reserved, Copyright Fujitsu 2006
# ApplicationName, LogicalNodeName, ClusterMntFileName, RawDeviceListFileName
# app1 , v_hostname , /opt/FJSVclntw/etc/fstab_app1 , /opt/FJSVclntw/etc/raw_list_app1
app1 , v_hostname1 , /home/fstab_app1 , /home/raw_list_app1
app2 , v_hostname2 , /home/fstab_app2 , /home/raw_list_app2