本ツールでは、以下に示す制限があります。
最大レコード長の制限
COBOLでは、ファイルの最大レコード長は32760バイトです。この値を超える場合は変換できません。
OCCURS DEPENDING ON句(以降、ODO句といいます)を記述しているデータ項目が存在する場合
MF COBOLファイル移行ツールは、データ変換をする項目(符号付き外部10項目(SEPARATE指定なし)、指標データ項目)の位置が可変位置となる場合、変換できません。このため、MF COBOLでコンパイラ用指令ODOSLIDEを指定して作成されたファイルは変換できません。データ変換をする項目が固定位置となるファイルを作成して変換してください。
なお、MFとFJとでは、ODO句を指定したデータ項目の直後のデータ項目の割付け位置が、次のように異なります。
MF
コンパイラ用指令 NOODOSLIDEを指定している。またはデフォルトである。
ODOテーブルの最大サイズの直後に位置付ける。
コンパイラ用指令 ODOSLIDEを指定している。
ODOテーブルの現在のサイズの直後に位置付ける。
FJ
ODOテーブルの現在のサイズの直後に位置付ける。