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NetCOBOL V12.1 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

11.11.1 コンポーネントデザイナーからの移行について

COBOL言語で記述されたCORBAサーバプロジェクトをワークベンチに移行するには

COBOL言語で記述されたCORBAサーバプロジェクトは、以下の手順でワークベンチに移行できます。

  1. 空のCORBAサーバプロジェクトを新規に作成します。

    メニューバーから[ファイル] > [新規] > [プロジェクト]を選択し、[新規プロジェクト]ダイアログボックスの[COBOL] > [CORBAサーバプロジェクト]を選択してプロジェクトを作成します。プロジェクト名およびターゲット名は移行元のプロジェクト名と同じ名前に設定します。生成するコードを選択する画面では、[コード生成は行わない]を選択して[完了]をクリックします。

  2. 作成したプロジェクトに翻訳オプションおよびリンクオプションを設定します。

    移行元のプロジェクトで翻訳オプション、登録集名、リンクオプション、およびIDLコンパイラのオプションを独自に設定していた場合には、プロジェクトのプロパティー画面で同じ設定を行います。

  3. 移行元のプロジェクトからソースファイルをコピーします。

    コンポーネントデザイナーで移行元のプロジェクトを開き、プロジェクト表示域に表示されているソースファイル(COBOLソースファイルおよびIDLファイル)を確認します。そこに表示されているソースファイルを移行元のプロジェクトのフォルダから移行先のプロジェクトのフォルダにコピーします。ソースファイルの確認後はコンポーネントデザイナーを終了してかまいません。

    • 移行元:<旧製品のインストールフォルダ>\APW\Projects\<プロジェクト名>

    • 移行先:<ユーザのドキュメントフォルダ>\Interstage Studio\<製品バージョン>\workspace\<プロジェクト名>

    注意

    • 移行元のフォルダ内にはプロジェクト表示域に表示されている以外のファイルも存在しますが、それらのファイルはコピーする必要はありません。

    • ワークベンチのワークスペースフォルダをデフォルトの位置から変更している場合には、そのワークスペースフォルダ配下の(プロジェクト名)フォルダが移行先になります。

  4. コピーしたファイルをプロジェクトに追加します。

    [依存]ビューでプロジェクトを選択し、コンテキストメニューから[最新表示]を実行します。コピーしたファイルが[その他のファイル]フォルダに追加されます。

  5. コピーしたファイルを[ソースファイル]フォルダに移動します。

    コピーしたファイルを[その他のファイル]フォルダの中で選択し、コンテキストメニューから[ソースファイルへ追加]を実行します。ファイルが[その他のファイル]フォルダから[ソースファイル]フォルダに移動します。

  6. メインプログラムを設定します。

    [ソースファイル]フォルダを開き、その中から(プロジェクト名).cobというファイルを選択し、コンテキストメニューから[メインプログラム]を選択します。

  7. IDLファイルを翻訳します。

    [ソースファイル]フォルダの中にあるIDLファイルを選択し、コンテキストメニューから[ファイルの翻訳]を実行します。なお、IDLファイルの翻訳にはあらかじめInterstage Application ServerおよびInterstageの管理に必要なサービス(基盤サービス)を起動しておく必要があります。起動していない場合にはあらかじめ起動しておいてください。

    基盤サービスの起動にはInterstage基盤サービス操作ツールを使用します。ツールを起動するには、スタートメニューから [Interstage] > [Studio] > [Interstage基盤サービス操作ツール]を選択してください。Interstage Application Serverの起動にはInterstage管理コンソールを使用してください。

  8. スケルトンファイルを[ソースファイル]フォルダに移動します。

    IDLファイルが翻訳されると、[その他のファイル]フォルダにスタブ・スケルトンとなるCOBOLソースファイルおよびCOBOL登録集ファイルが生成されます。この中でスケルトンとなるファイルを[ソースファイル]フォルダに移動します。以下のファイルを先と同じ手順で[ソースファイル]フォルダに移動します。

    • インタフェースファイル:(モジュール名)-(インタフェース名).cob

    • Helperクラスファイル:(モジュール名)-(インタフェース名)--HELPER.cob

    • Narrowスケルトンファイル:(モジュール名)-(インタフェース名)_NARROW.cob

    • tieクラスファイル:(モジュール名)-(インタフェース名)--TIE.cob

    • インプリメンテーション登録ファイル:(モジュール名)-(インタフェース名)--NEW.cob

    • データ型クラスファイル:(データ型名).cob

    • データ型Helperファイル:(データ型名)--HELPER.cob

    注意

    登録集ファイル(*.cbl)およびスタブ用のファイル(*--stub.cob、*--NarrowStub.cob)は[ソースファイル]フォルダに移動しないでください。