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NetCOBOL V12.1 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

11.4 CORBAアプリケーションの開発の流れ

CORBAアプリケーションの開発の流れを以下に示します。


  1. クライアント・サーバアプリケーションの設計

    CORBAアプリケーションを設計する際に考慮すべき内容は、“Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”を参照してください。

  2. サーバアプリケーションのインタフェース定義(IDL)の記述

    COBOLプラグインが提供するCORBAサーバアプリケーション生成ウィザードを使用して、CORBAサーバアプリケーションのひな型(IDLファイルおよびCOBOLソースファイル)を自動生成します。

  3. サーバアプリケーションの処理の記述

    CORBAサーバアプリケーション生成ウィザードによって生成されたCOBOLソースファイルには、CORBAサーバアプリケーションが行うべき初期処理およびビジネスメソッドのひな型が含まれています。ひな型を利用することで、ビジネスメソッドの手続き部分を記述するだけですみます。

  4. クライアントアプリケーションの処理の記述

    COBOLプラグインが提供するCOBOLプロジェクト生成ウィザードとCOBOLソース生成ウィザードを使用して、CORBAクライアントアプリケーション用のCOBOLプロジェクトとCOBOLソースファイルを生成します。CORBAクライアントアプリケーションからCORBAサーバにアクセスする処理は、テンプレートを利用することでCOBOLソースファイルに簡単に追加できます。

  5. IDLファイルのコンパイル

    IDLファイルのコンパイルは、CORBAサーバプロジェクトのビルド処理の一環で行われます。

    IDLファイルをコンパイルすると、スケルトンファイルとスタブファイルが生成されます。

  6. スケルトンとサーバアプリケーションのコンパイル・リンク

    スケルトンとサーバアプリケーションのコンパイル・リンクは、CORBAサーバプロジェクトのビルド処理の一環で行われます。

  7. スタブとクライアントアプリケーションのコンパイル・リンク

    スタブとクライアントアプリケーションのコンパイル・リンクは、CORBAクライアントアプリケーション用のCOBOLプロジェクトのビルド処理の一環で行われます。

  8. サーバアプリケーション情報をインプリメンテーションリポジトリに登録

    インプリメンテーションリポジトリへの登録は、Interstage管理コンソールで登録する方法とCORBAサービスコマンドで登録する方法があります。

  9. オブジェクトリファレンスの作成とネーミングサービスへの登録

    ネーミングサービス名の登録は、Interstage管理コンソールでワークユニット起動時に登録する方法とCORBAサービスコマンドで登録する方法があります。