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NetCOBOL V12.1 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

9.3.1 NetCOBOL Studioの動作環境の設定

各開発者が使用するNetCOBOL Studioからサーバに連携するための動作環境情報を設定します。

ここで設定した情報は、ワークスペース間で情報が共有されます。


以下の手順で[サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスを表示し、サーバ情報を設定します。

  1. メニューバーから[ウィンドウ(W)] > [設定(P)]を選択します。

    → [設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。

    → [リモート開発]ページが表示されます。

  3. [リモート開発]ページで[新規(N)]ボタンをクリックします。

    → [サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスが表示されます。

    表9.6 [サーバ情報の新規作成]ダイアログボックス

    項目

    説明

    サーバ名

    [設定]ダイアログボックスの[リモート開発]ページの[サーバ名]に表示する任意の名前を指定します。

    COBOLプロジェクトがどのサーバをターゲットとするかを指定するときに、ここで指定したサーバ名が利用されます。

    定義済のサーバ名を指定することはできません。

    サーバのOS

    サーバのOSを選択します。

    サーバのアドレス

    ネットワーク上のサーバを識別するための名前(FQDN: Fully Qualified Domain Name)またはIPアドレスを指定します。

    常に以下のユーザ名とパスワードを使用する

    サーバへ接続するときに、このダイアログボックスで指定したユーザ名とパスワードを使用するか否かを指定します。

    チェックすると、このダイアログボックスで指定したユーザ名とパスワードを使用します。

    チェックしないと、NetCOBOL Studio起動後の最初のサーバへの接続時にサーバ接続時のユーザ名とパスワード入力が表示されます。

    初期値ではチェックされていません。

    ユーザ名

    サーバで使用するアカウントのユーザ名を指定します。

    [常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]がチェックされている場合は、省略できません。

    パスワード

    ユーザ名に付与されたパスワードを指定します。

    [常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]がチェックされている場合は、省略できません。

    コード変換

    サーバとのファイル送受信時のコード変換情報です。

    コード変換処理は、通常はシステムの提供するコード変換の機能を使用して行われます。しかし、Interstage Charset Managerが導入されている場合は、これらの製品を使用してコード変換が行われます。

    サーバ側COBOLソースのコード系

    リモート開発のサーバ側に転送されたCOBOLソースのコード系を選択します。

    以下のコードが指定可能です。

    • Solaris:EUC、EUC(U90)、UTF-8、ShiftJIS

    • Linux(Itanium):EUC、UTF-8

    • Linux(64):UTF-8、Windows-31j

    • Windows:ShiftJIS、UTF-8

    サーバでコード変換する

    テキストファイルの送受信をする場合、サーバまたはクライアントのどちらでコード変換するかを指定します。

    初期値では“サーバでコード変換する”が選択されています。

    [サーバのOS]で[Windows(x64)]を選択している場合は無効となります。

    ローカルでコード変換する

    UNIX系サーバの情報

    [サーバのOS]で[Solaris]、[Solaris(64)]、[Linux(Itanium)]のどれかを選択したときに指定する情報です。

    リモート開発にFTPを使用する

    リモート開発のサーバ側のサービスとしてftpd/rexecサービスを使用する場合にチェックします。

    ファイル転送(FTP)にPASVモードを使用する

    選択するとPASVモードでファイル転送されます。

    ファイアウォールの外側にあるFTPサーバとファイル転送をするときに、サーバへ接続ができない場合があります。このような場合に、チェックしてください。

    初期値ではチェックされていません。

    サーバ側のftpd/rexecサービスを使用するリモート開発の場合に有効となります。

    サーバのNetCOBOLリモート開発サービス

    サーバ側のNetCOBOLリモート開発サービスの情報です。

    ポート番号

    NetCOBOLリモート開発サービスのTCP/IPのポート番号を指定します。

    サーバ側でNetCOBOLリモート開発サービスのポート番号を変更した場合に、変更した値に合わせてください。

    初期値では“61999”です。

    サーバ側のNetCOBOLリモート開発サービスを使用するリモート開発の場合([リモート開発にFTPを使用する]がチェックされていない場合)に有効となります。

    SSHポートフォワーディングを使用する

    SSHポートフォワーディング機能を使用してNetCOBOLリモート開発サービスとの通信を暗号化します。

    [サーバのOS]で[Linux(x64)]を選択した場合に有効となります。

    SSHのポート番号

    サーバのSSHのポート番号を指定します。初期値は22です。

    [SSHポートフォワーディングを使用する]がチェックされている場合にのみ有効となります。

    SSHサーバ公開鍵の拇印

    SSHサーバが使用している公開鍵の拇印を表す16進数字の列を指定します。

    この値はサーバの管理者から入手してください。

    [SSHポートフォワーディングを使用する]がチェックされている場合にのみ有効となります。

    拇印アルゴリズム

    [SSHサーバ公開鍵の拇印]を算出したアルゴリズム(sha1またはmd5のどちらか)を指定します。この値はサーバの管理者から入手してください。初期値はmd5です。

    [SSHポートフォワーディングを使用する]がチェックされている場合にのみ有効となります。

    接続確認

    ボタンをクリックすると、現在の設定値でサーバに接続し、その結果を[確認]ボックスに表示します。

サーバへの接続確認

[サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスまたは [サーバ情報の変更]ダイアログボックスで[接続確認]ボタンをクリックすると、ダイアログボックスの設定値でサーバへ接続し、その結果が[確認]ダイアログボックスに表示されます。

接続に成功した場合は、サーバの環境変数の設定情報が表示されます。

接続に失敗した場合は、エラー情報が表示されます。

サーバ接続時のユーザ名とパスワード入力

[サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスまたは [サーバ情報の変更]ダイアログボックスで[常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]をチェックしていない場合、NetCOBOL Studioを起動後の最初のサーバへの接続で、ユーザ名とパスワードを指定するダイアログボックスが表示されます。以降のサーバへの接続はこのユーザ名とパスワードを使用します。

サーバ情報の変更

以下の手順で[サーバ情報の変更]ダイアログボックスを表示し、サーバ情報を変更します。

  1. メニューバーから[ウィンドウ(W)] > [設定(P)]を選択します。

    → [設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。

    → [リモート開発]ページが表示されます。

  3. [リモート開発]ページの[サーバ名]からサーバ情報を変更するサーバ名を選択し、[変更(M)]ボタンをクリックします。

    → [サーバ情報の変更]ダイアログボックスが表示されます。

サーバ情報の削除

以下の手順でサーバ情報を削除します。

  1. メニューバーから[ウィンドウ(W)] > [設定(P)]を選択します。

    → [設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。

    → [リモート開発]ページが表示されます。

  3. [リモート開発]ページの[サーバ名]からサーバ情報を削除するサーバ名を選択し、[削除(D)]ボタンをクリックします。

    → 選択するとサーバ情報が削除されます。