各開発者が使用するNetCOBOL Studioからサーバに連携するための動作環境情報を設定します。
ここで設定した情報は、ワークスペース間で情報が共有されます。
以下の手順で[サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスを表示し、サーバ情報を設定します。
メニューバーから[ウィンドウ(W)] > [設定(P)]を選択します。
→ [設定]ダイアログボックスが表示されます。
[設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。
→ [リモート開発]ページが表示されます。
[リモート開発]ページで[新規(N)]ボタンをクリックします。
→ [サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスが表示されます。
項目 | 説明 | |
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サーバ名 | [設定]ダイアログボックスの[リモート開発]ページの[サーバ名]に表示する任意の名前を指定します。 COBOLプロジェクトがどのサーバをターゲットとするかを指定するときに、ここで指定したサーバ名が利用されます。 定義済のサーバ名を指定することはできません。 | |
サーバのOS | サーバのOSを選択します。 | |
サーバのアドレス | ネットワーク上のサーバを識別するための名前(FQDN: Fully Qualified Domain Name)またはIPアドレスを指定します。 | |
常に以下のユーザ名とパスワードを使用する | サーバへ接続するときに、このダイアログボックスで指定したユーザ名とパスワードを使用するか否かを指定します。 チェックすると、このダイアログボックスで指定したユーザ名とパスワードを使用します。 チェックしないと、NetCOBOL Studio起動後の最初のサーバへの接続時にサーバ接続時のユーザ名とパスワード入力が表示されます。 初期値ではチェックされていません。 | |
| ユーザ名 | サーバで使用するアカウントのユーザ名を指定します。 [常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]がチェックされている場合は、省略できません。 |
パスワード | ユーザ名に付与されたパスワードを指定します。 [常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]がチェックされている場合は、省略できません。 | |
コード変換 | サーバとのファイル送受信時のコード変換情報です。 コード変換処理は、通常はシステムの提供するコード変換の機能を使用して行われます。しかし、Interstage Charset Managerが導入されている場合は、これらの製品を使用してコード変換が行われます。 | |
| サーバ側COBOLソースのコード系 | リモート開発のサーバ側に転送されたCOBOLソースのコード系を選択します。 以下のコードが指定可能です。
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サーバでコード変換する | テキストファイルの送受信をする場合、サーバまたはクライアントのどちらでコード変換するかを指定します。 初期値では“サーバでコード変換する”が選択されています。 [サーバのOS]で[Windows(x64)]を選択している場合は無効となります。 | |
ローカルでコード変換する | ||
UNIX系サーバの情報 | [サーバのOS]で[Solaris]、[Solaris(64)]、[Linux(Itanium)]のどれかを選択したときに指定する情報です。 | |
リモート開発にFTPを使用する | リモート開発のサーバ側のサービスとしてftpd/rexecサービスを使用する場合にチェックします。 | |
ファイル転送(FTP)にPASVモードを使用する | 選択するとPASVモードでファイル転送されます。 ファイアウォールの外側にあるFTPサーバとファイル転送をするときに、サーバへ接続ができない場合があります。このような場合に、チェックしてください。 初期値ではチェックされていません。 サーバ側のftpd/rexecサービスを使用するリモート開発の場合に有効となります。 | |
サーバのNetCOBOLリモート開発サービス | サーバ側のNetCOBOLリモート開発サービスの情報です。 | |
| NetCOBOLリモート開発サービスのTCP/IPのポート番号を指定します。 サーバ側でNetCOBOLリモート開発サービスのポート番号を変更した場合に、変更した値に合わせてください。 初期値では“61999”です。 サーバ側のNetCOBOLリモート開発サービスを使用するリモート開発の場合([リモート開発にFTPを使用する]がチェックされていない場合)に有効となります。 | |
SSHポートフォワーディングを使用する | SSHポートフォワーディング機能を使用してNetCOBOLリモート開発サービスとの通信を暗号化します。 [サーバのOS]で[Linux(x64)]を選択した場合に有効となります。 | |
SSHのポート番号 | サーバのSSHのポート番号を指定します。初期値は22です。 [SSHポートフォワーディングを使用する]がチェックされている場合にのみ有効となります。 | |
SSHサーバ公開鍵の拇印 | SSHサーバが使用している公開鍵の拇印を表す16進数字の列を指定します。 この値はサーバの管理者から入手してください。 [SSHポートフォワーディングを使用する]がチェックされている場合にのみ有効となります。 | |
拇印アルゴリズム | [SSHサーバ公開鍵の拇印]を算出したアルゴリズム(sha1またはmd5のどちらか)を指定します。この値はサーバの管理者から入手してください。初期値はmd5です。 [SSHポートフォワーディングを使用する]がチェックされている場合にのみ有効となります。 | |
接続確認 | ボタンをクリックすると、現在の設定値でサーバに接続し、その結果を[確認]ダイアログボックスに表示します。 |
サーバへの接続確認
[サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスまたは [サーバ情報の変更]ダイアログボックスで[接続確認]ボタンをクリックすると、ダイアログボックスの設定値でサーバへ接続し、その結果が[確認]ダイアログボックスに表示されます。
接続に成功した場合は、サーバの環境変数の設定情報が表示されます。
接続に失敗した場合は、エラー情報が表示されます。
サーバ接続時のユーザ名とパスワード入力
[サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスまたは [サーバ情報の変更]ダイアログボックスで[常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]をチェックしていない場合、NetCOBOL Studioを起動後の最初のサーバへの接続で、ユーザ名とパスワードを指定するダイアログボックスが表示されます。以降のサーバへの接続はこのユーザ名とパスワードを使用します。
サーバ情報の変更
以下の手順で[サーバ情報の変更]ダイアログボックスを表示し、サーバ情報を変更します。
メニューバーから[ウィンドウ(W)] > [設定(P)]を選択します。
→ [設定]ダイアログボックスが表示されます。
[設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。
→ [リモート開発]ページが表示されます。
[リモート開発]ページの[サーバ名]からサーバ情報を変更するサーバ名を選択し、[変更(M)]ボタンをクリックします。
→ [サーバ情報の変更]ダイアログボックスが表示されます。
サーバ情報の削除
以下の手順でサーバ情報を削除します。
メニューバーから[ウィンドウ(W)] > [設定(P)]を選択します。
→ [設定]ダイアログボックスが表示されます。
[設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。
→ [リモート開発]ページが表示されます。
[リモート開発]ページの[サーバ名]からサーバ情報を削除するサーバ名を選択し、[削除(D)]ボタンをクリックします。
→ 選択するとサーバ情報が削除されます。