ページの先頭行へ戻る
NetCOBOL V12.1 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

9.1.3 リモート開発の流れ

リモート開発の流れは以下のとおりです。

[1]業務仕様設計・画面/帳票設計

アプリケーションを設計します。

[2]サーバの準備

サーバ側OSで、リモート開発を行うために必要な環境設定を行います。また、リモート開発機能が必要とするサービスを開始させておきます。

[3]プロジェクトとソースプログラムの作成・編集

COBOLソースプログラムや登録集ファイルなどの各種プログラム資産をクライアント側で作成・更新します。

これらのプログラム資産は、NetCOBOL StudioのCOBOLプロジェクトに登録します。

[4]プロジェクトのビルド

NetCOBOL Studioを使用して、作成・更新したプログラム資産を翻訳・リンクします。この作業は、次の目的で行います。

  • 作成したプログラム資産に誤りや矛盾がないことを確認する。

  • NetCOBOL Studioに登録したプログラム資産の依存関係をチェックする。

  • 単体テスト用の実行形式プログラムを作成する。

[5]デバッグと実行

クライアントで翻訳・リンクしたプログラムを使用して、そのプログラムに閉じた範囲の機能をテストします。NetCOBOLの提供するデバッグ機能用の翻訳オプション (CHECK、COUNT、TRACE)とNetCOBOL Studioの対話型デバッガを使用して、クライアント上でプログラムの誤りを発見します。

[6]サーバに接続するための準備

NetCOBOL Studioからサーバに接続するために、NetCOBOL Studioの動作環境の設定とプロジェクトの動作環境の設定を行います。

[7]メイクファイルの生成と資産の転送

プロジェクトの情報を元に、サーバへの接続とメイクファイルの生成を行います。メイクファイル生成と同時にプログラム資産も転送されます。

[8]リモートビルド

クライアント上で翻訳・リンクしたプログラムはサーバ側では動作しません。このため、リモートビルド機能を使って、サーバ側のNetCOBOLを使用して翻訳・リンクを行います。

[9]リモートデバッグ

サーバ側で翻訳・リンクしたプログラムは、NetCOBOL Studioリモートデバッグ機能を使って、デバッグします。

注意

NetCOBOL Studioでは、サーバ側の実行プログラムを起動することはできません。実行プログラムは、直接サーバ上で起動してください。