COBOLプロジェクト生成ウィザードは、以下の手順で起動します。
メニューバーから[ファイル(F)] > [新規(N)] > [COBOLプロジェクト]を選択します。
→ [新規COBOLプロジェクト]ウィザードが起動されます。
[COBOLプロジェクト]ページで、プロジェクト基本情報を入力し、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
プロジェクト名 | プロジェクト名を入力します。 | |
プロジェクトコンテンツ | プロジェクト資産を保存する場所を指定します。 | |
| ワークスペース内に新規プロジェクトを作成 | プロジェクト資産をワークスペースフォルダの配下に保存します。 |
外部ロケーションに新規プロジェクトを作成 | プロジェクト資産をワークスペースフォルダの外に保存します。こちらを選択した場合、[参照(R)]ボタンが有効になり、[参照(R)]ボタンをクリックして保存先フォルダを選択できます。 |
[COBOLプロジェクト]ページで、ターゲットを定義します。作成するCOBOLアプリケーションのターゲット種別およびターゲットファイルの名前などを定義し、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
ターゲット種別 | 作成するCOBOLアプリケーションのターゲット種別を指定します。
| |
| 実行ファイル | |
ダイナミックリンクライブラリ | ||
DLL固有の実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を使用する | ターゲット種別がダイナミックリンクライブラリの場合、DLL固有の実行用の初期化ファイルを使用するか否かを指定します。 選択した場合、ダイナミックリンクライブラリはDLL固有の実行用の初期化ファイルを使用します。選択しない場合は、実行可能プログラムと同じ実行用の初期化ファイルを使用します。 | |
ターゲット名 | リンク後に作成するターゲットファイル(exe/dllファイル)のファイル名を指定します。 | |
ターゲットファイル名 | ||
作成するアプリケーションの形式 | 実行可能ファイル(exe)を作成する場合に、アプリケーションが使用するコンソールの種別を指定します。 | |
COBOLのコンソールを使用する | ACCEPT文、DISPLAY文の入出力先にCOBOLが作成したコンソールウィンドウを、実行時エラーメッセージの出力先にメッセージボックスを使用する場合に指定します。 | |
システムのコンソールを使用するアプリケーション | ACCEPT文、DISPLAY文および実行時エラーメッセージの入出力先としてシステムのコンソール(コマンドプロンプトウィンドウ)を使用する場合に指定します。 | |
プリコンパイラを使用する | プリコンパイラを使用するプロジェクトを生成する場合に選択します。 | |
テキストファイルエンコード | プロジェクトにファイルを新規作成するときのテキスト・ファイルのエンコードを選択します。 |
参考
テキスト・ファイルのエンコードは、プロジェクト作成後でも以下の手順で変更できます。
[依存]ビューまたは[構造]ビューからプロジェクトを選択し、コンテキストメニューから[プロパティー(H)]を選択します。
→ [プロパティー]ダイアログボックスが表示されます。
[プロパティー]ダイアログボックスの左ペインで[リソース]を選択します。
→ [リソース]ページが表示されます。
[リソース]ページの[テキスト・ファイルのエンコード]から変更するエンコードを選択して、[OK]ボタンをクリックします。
生成するCOBOLプロジェクトの各設定のデフォルト値を変更することができます。詳細は、“4.6 新規プロジェクトのデフォルト値”を参照してください。
注意
[リソース]ページの[テキスト・ファイルのエンコード]でエンコードを変更しても、プロジェクト内の既存ファイルのエンコードは変更されません。
プロジェクトの[テキスト・ファイルのエンコード]とプロジェクト内のファイルのエンコードが異なっている状態でビルド・実行を行った場合、翻訳エラーまたは実行エラーが発生することがあります。プロジェクトの[テキスト・ファイルのエンコード]とプロジェクト内のファイルのエンコードは一致させてください。
リモート開発で、テキスト・ファイルのエンコードが"UTF-8"のCOBOLソースファイルをビルドするには、サーバ側にNetCOBOL V10.0.0以降が必要です。
ターゲットの定義で[プリコンパイラを使用する]をチェックした場合、プリコンパイラ連携情報の設定画面が表示されます。プリコンパイラ連携情報を指定し、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 |
---|---|
プリコンパイラコマンド | プリコンパイラとして起動するコマンド名を指定します。 |
プリコンパイラのパラメタ | プリコンパイラコマンドのパラメタを指定します。 |
入力ソースの拡張子 | プリコンパイラ入力ソースファイルの拡張子を指定します。なお、以下の拡張子を指定することはできません。
|
出力ソースの拡張子 | プリコンパイラ出力ソースファイルの拡張子を選択します。 |
COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する | INSDBINFコマンド(*1)は、プリコンパイラ出力ソースファイルに、行補正情報を埋め込んだ中間ファイルを生成します。 チェックすると、INSDBINFコマンドが生成した中間ファイルがCOBOLコンパイラの入力ファイルとなります。これにより、COBOLコンパイラのエラーメッセージに埋め込まれる行番号は、プリコンパイラ入力ソースファイルの行番号に対応したものになります。 初期値ではチェックされていません。 |
INSDBINFコマンドのパラメタ | [COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する]をチェックすると、本テキストボックスが有効になります。 INSDBINFコマンドのパラメタを指定します。ただし、入力ソースファイル名と出力ソースファイル名は、プリコンパイラ入力ソースファイル名から決定されるため、指定する必要はありません。 |
*1: INSDBINFコマンドの詳細は、“6.2.2 INSDBINFコマンド”を参照してください。
プリコンパイラ連携情報をプロジェクト作成後に変更する場合は、“6.2.3.2 プリコンパイラ連携情報の設定・変更”を参照してください。
[選択]ページでコード生成の有無を選択します。[コード生成を行う]を選択した場合、[使用可能なコード生成ウィザード]から作成するソース種別を選択し、[完了(F)]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
コード生成は行わない | ソースファイルを生成しない場合にチェックします。 | |
コード生成を行う | ソースファイルを生成する場合にチェックします。こちらをチェックすると、COBOLプロジェクト生成ウィザード終了後に、ソースファイルを生成するウィザードが自動で起動されます。 | |
使用可能なコード生成ウィザード | [コード生成を行う]をチェックした場合に有効になります。 生成するソースファイルとして、[COBOLソース]か[オブジェクト指向COBOLソース]を選択します。 | |
COBOLソース | ||
オブジェクト指向COBOLソース |
→ [コード生成を行う]を選択した場合、COBOLプロジェクトが作成され、ソース生成ウィザードが表示されます。ソース生成ウィザードの詳細については、“4.2.4 COBOLソース生成ウィザード”を参照してください。
参考
以下の手順で生成するCOBOLプロジェクトの各設定のデフォルト値を変更することができます。
メニューバーから[ウィンドウ(W)] > [設定(P)]を選択します。
→ [設定]ダイアログボックスが表示されます。
左のペインから[COBOL] > [ソリューション/プロジェクト]を選択します。
→ [ソリューション/プロジェクト]ページが表示されます。
[ソリューション/プロジェクト]ページの設定を変更して、[OK]ボタンをクリックします。