5.4.2 データベース多重化運用時のアプリケーション作成

データベース多重化運用時のアプリケーション作成において考慮する事項を説明します。

参照

データベース多重化運用についての詳細は、“クラスタ運用ガイド(データベース多重化編)”を参照してください。
クラスタソフトウェアと連携したフェイルオーバ運用での、アプリケーション作成における考慮事項については、“クラスタ運用ガイド(PRIMECLUSTER編)”の“アプリケーションの作成”を参照してください。

データベース多重化運用時に、アプリケーションの接続先の切り替えが発生した場合、明示的にコネクションを切断し、コネクションの再接続またはアプリケーションを再実行してください。

以下に切り替え発生時のエラーと対処を示します。

状態		エラー情報	対処
サーバダウンまたは FUJITSU Enterprise Postgresシステムダウン	アクセス中にダウンしたとき	PGRES_FATAL_ERROR(注1) 57P01(注2) NULL(注2)	切替え完了後、コネクションの再接続、またはアプリケーションを再実行してください。
サーバダウンまたは FUJITSU Enterprise Postgresシステムダウン	ダウン中にアクセスしたとき	CONNECTION_BAD(注3)
スタンバイサーバへの切替え	アクセス中に切替えたとき	PGRES_FATAL_ERROR(注1) 57P01(注2) NULL(注2)
スタンバイサーバへの切替え	切替え中にアクセスしたとき	CONNECTION_BAD(注3)

注1: PQresultStatus()の返却値となります。

注2: PQresultErrorField()のPG_DIAG_SQLSTATEの返却値となります。

注3: PQstatus()の返却値となります。