ページの先頭行へ戻る
Enterprise Postgres 10 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

3.2.4 メッセージの言語およびアプリケーションが使用する符号化方式の設定

アプリケーション実行環境の言語の設定、およびアプリケーションが使用する符号化方式の設定について説明します。

言語の設定

アプリケーション実行環境の言語設定は、データベースサーバのメッセージロケールの設定と合わせる必要があります。

アプリケーションが出力するメッセージの中には、アプリケーション側のメッセージに、データベースサーバから送られたメッセージを埋め込む場合があります。このとき、アプリケーション側のメッセージは、アプリケーション側のメッセージロケールに従い、データベースサーバから送られるメッセージは、データベースサーバ側のメッセージロケールに従います。そのため、両方のメッセージロケールが一致していない場合には、言語や符号化方式が混在します。符号化方式が一致しない場合には、文字化けが発生します。

符号化方式の設定

アプリケーションに埋め込まれ、データベースに渡される符号化方式と、実行時のクライアント符号化方式の設定は同じにしてください。データベースサーバ側で正しく符号化方式を変換できなくなります。

アプリケーションの符号化方式は、以下のいずれかの方法で設定してください。

参照

設定できる符号化方式を表す文字列は、“PostgreSQL文書”の“サーバの管理”の“サポートされる文字セット”を参照してください。

例えば、Unicode、8ビットの場合は、“UTF8”という文字列を設定します。

環境変数“PGCLIENTENCODING”設定する場合

SolarisLinuxクライアントの符号化方式が“UTF8”の場合の設定例(Bash)

> PGCLIENTENCODING=UTF8; export PGCLIENTENCODING

Windowsクライアントの符号化方式が“UTF8”の場合の設定例

> set PGCLIENTENCODING=UTF8

注意

コマンドプロンプトに結果を出力する際、文字化けする場合があります。文字化けした場合は、コマンドプロンプトのフォントの設定を見直してください。