FUJITSU Enterprise Postgresでは、システムで扱うデータのセキュリティを保つために、データの保護を目的としたデータ秘匿化機能を提供します。
データ秘匿化機能では、アプリケーションによって発行された問合せに対して、一部のデータを改訂して参照させることができます。
たとえば、従業員データの問合せに対して、8桁の従業員番号の最後の4桁以外を“*”で改訂して参照させる場合などに利用できます。
具体的には、データ秘匿化機能で改訂したデータをテスト用データベースに移行し、テストや開発を行うユーザに参照させる利用方法があります。テスト時には本番環境データベースで利用するデータを用いてテストを行うことが求められます。しかし、機密データが流出するリスクが高まるため、本番環境データベースのデータをそのまま使用するべきではありません。本機能を利用することで、本番環境データベースにより近いデータをテストや開発環境でも安全に利用することができます。
参照
データ秘匿化については、“運用ガイド”の“データ秘匿化”を参照してください。