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Enterprise Postgres 10 解説書
FUJITSU Software

SolarisLinux1.4 クラスタソフトウェアと連携したフェイルオーバによる高信頼性

システムが停止すると、リカバリが完了するまでの間は、サービスが中断することになります。システムが大規模であれば、中断時間も長くなり、サービスを受けようとする人々に多大な迷惑をかけることになります。

FUJITSU Enterprise Postgresでは、クラスタソフトウェアと連携したフェイルオーバ機能により、異常発生時のシステムの停止時間を短く抑えることができます。

医療用会計システムの場合

会計時に必要なさまざまなデータをデータベースで管理し、運用を行っている、大勢の患者を抱える病院があります。この会計システムが停止し、リカバリに数十分以上の時間がかかった場合の影響は、かなり大きなものになることが予想されます。

このようなシステムにフェイルオーバを適用すると、運用サーバに異常が発生した場合には、高速にサーバを切り替え、待機サーバが運用を引き継いで継続することによって、異常が発生しても、途切れることのないサービスを提供します。

フェイルオーバを適用した医療用会計システムの例について、以下に示します。

参照

クラスタソフトウェアと連携したフェイルオーバについては、“クラスタ運用ガイド(PRIMECLUSTER編)”を参照してください。