iBATISは、リレーショナルデータベースのテーブル構造を Javaオブジェクトにマッピングする機能を持った永続性フレームワークです。iBATISを利用することで、Javaオブジェクトとリレーショナルデータベースの構造的な違いによるインピーダンスミスマッチが解消できます。また、データベースアクセス処理に必要なデータベース接続情報および、Javaオブジェクトとリレーショナルデータベースのテーブル構造を対応付けるSQLマッピング情報を業務アプリケーションから分離してXMLファイルで管理することができます。これにより、データベース処理に必要なJavaコードを減少させて作成を容易にできます。また、データベースの接続に変更が生じた場合もJavaコードに影響がありません。
本製品で提供するiBATISはiBATIS 2.3.4をベースにしたものです。
iBATISは以下の流れで処理をします。
Javaオブジェクトとリレーショナルデータベースのテーブル構造の対応付けをXMLファイルに定義する(SQL Mapファイルの作成)
トランザクションマネージャ、データソースファクトリ、SQL Mapファイルの指定などデータベース接続情報をXMLファイルに定義する(SQL Map設定ファイルの作成)
業務アプリケーションからiBATISのAPIを介してデータベースへアクセスする。
図4.1 iBATISの処理の流れ

本製品に含まれるiBATISが提供する機能について記載します。
機能名  | 本製品で提供するiBATIS  | 
O/R マッピング機能  | ○  | 
コネクション管理  | ○  | 
トランザクション管理  | ○  | 
本製品に含まれるiBATISに提供する独自機能について記載します。
機能名  | 本製品に含まれるiBATISに提供する独自機能  | 
一貫したログの出力  | ○(注)  | 
注) Spring FrameworkまたはStrutsと連携した場合のみ利用可能です。