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Interstage Business Application Server オープンJavaフレームワークユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.1 iBATISの概要

iBATISは、リレーショナルデータベースのテーブル構造を Javaオブジェクトにマッピングする機能を持った永続性フレームワークです。iBATISを利用することで、Javaオブジェクトとリレーショナルデータベースの構造的な違いによるインピーダンスミスマッチが解消できます。また、データベースアクセス処理に必要なデータベース接続情報および、Javaオブジェクトとリレーショナルデータベースのテーブル構造を対応付けるSQLマッピング情報を業務アプリケーションから分離してXMLファイルで管理することができます。これにより、データベース処理に必要なJavaコードを減少させて作成を容易にできます。また、データベースの接続に変更が生じた場合もJavaコードに影響がありません。

本製品で提供するiBATISはiBATIS 2.3.4をベースにしたものです。

iBATISは以下の流れで処理をします。

  1. Javaオブジェクトとリレーショナルデータベースのテーブル構造の対応付けをXMLファイルに定義する(SQL Mapファイルの作成)

  2. トランザクションマネージャ、データソースファクトリ、SQL Mapファイルの指定などデータベース接続情報をXMLファイルに定義する(SQL Map設定ファイルの作成)

  3. 業務アプリケーションからiBATISのAPIを介してデータベースへアクセスする。

図4.1 iBATISの処理の流れ

本製品に含まれるiBATISが提供する機能について記載します。

機能名

本製品で提供するiBATIS

O/R マッピング機能

コネクション管理

トランザクション管理

本製品に含まれるiBATISに提供する独自機能について記載します。

機能名

本製品に含まれるiBATISに提供する独自機能

一貫したログの出力

(注)

) Spring FrameworkまたはStrutsと連携した場合のみ利用可能です。